野外の世界が広がるメルマガ5選

みなさん、今メルマガの購読どのくらいしていますか?申し込んでみたものの、イベント参加のお誘いや、勧誘ばかりで読まなくなってしまったものも多いのではないでしょうか(汗)。

メルマガは、どの団体にとっても、マーケティングツールの一つなので、販売促進するのは当たり前ですが、そればかりだと、必要ない時はスルーされちゃいますよね。

そこで、今回は、販促だけでなく、情報発信や、教育コンテンツとして、めちゃくちゃためになる野外系メルマガを5つ紹介します。

私も、ここからいろいろなアイディアを収集したり、メルマガの参考にしています。


目次
・Leave No Trace
・NOLS Outdoor Leadership
・NOLS Wilderness Medicine
・Wilderness Medical Society
・Association of Outdoor Recreation and Education


Leave No Trace

ご存知LNTのメルマガです。LNTセンター自体がコースのプロバイダーというよりも、LNTの教育啓蒙に力を入れているだけあって、記事の内容もためになるものばかり、アメリカの環境破壊の事例、LNTテクニックの紹介、環境政策に関する情報など、目から鱗の情報だらけです。

購読方法は、LNTのホームページ(lnt.org)のトップメニュー「Got Involved」→「Subscribe」で、必要な情報を入力してください。

LNTコースでもバクさんなんであんなにいろいろ知っているの?と思うかもしれませんが、そうです、パクっているだけです。


NOLS Outdoor Leadership

NOLSはNational Outdoor Leadership Schoolの略語で、私は全米野外指導者学校と訳しています。1965年にWEAでもお馴染みのポール・ペッツォによって設立された団体で、世界で最も成功している民間の野外指導者養成団体といってもいいでしょう。

メルマガを登録すると、2つのタイプのメルマガが届きます。一つは、野外指導に関することで、もう一つは野外救急に関するものです。

野外指導に関するメルマガの内容は、ハイキングテクニック、リーダーシップ、クッキング、アウトドギアなど、野外に関する包括的な情報満載です。

なんか、WEAとかぶっていない?と思われるかもしれませんが、WEAは課程認定を通じて、NOLSはコース提供を通じてという異なったアプローチで、野外指導者を育てるという共通のミッションを達成しようとしてます。ですので、カリキュラムの内容はほとんど一緒です(それがエビデンスベース)。NOLSの方がちょっとハードスキルを強調していて、WEAの方が教育に重点を置いているというのが、一般的に言われるところぐらいでしょうか?


NOLS Wilderness Medicine

もう一方の野外救急に関するメルマガは、メルマガの「Scenario(シナリオ)」というタイトル通り、野外救急に関するケーススタディが満載です。これだけでも、野外救急コースで、シミュレーションのアイディが無限に浮かんできますね。

その他にも、野外救急テクニックや、コースの告知など、野外救急に興味がある方にとってはありがたい情報ばかりです。

購読方法は、NOLSのホームページ(nols.edu)をスクロールして、一番下の購読申し込み(Subscribeb)にメールアドレスを入力するだけです。

WEAメンバー、WMTCでWFA/WFRをとられた方も、カリキュラム構成がほぼ一緒なので、とても役に立ちますよ。


Wilderness Medical Society

Wilderness Medical Society(WMS)は、全米の野外救急プロバイダーと共に、野外救急資格のガイドラインを作成し、お墨付きを与えている、野外救急医のネットワークです。

ですので、内容もちょっと専門的。野外救急に関する医学的な論文や講演などが載っています。また、国内外で行われる野外救急のトレーニンングコースが充実していいて、アメリカの医師がいかに野外で研鑽を積み、検証を重ねた結果、野外救急のカリキュラムができているのだなと実感します。

購読方法は、WMSのホームページ(wms.org)の一番したいにある、「Newsletter Signup」をクリックして、指示に通りに進んでください。

今後確実に野外救急法は、野外現場に一般していきます。その時に欠くことができないのが、野外の指導経験が豊富あり、野外救急法技術に精通した野外救急インストラクターです。インストラクターの方はぜひ、読んでおいてもらいたいでメルマガですね。


Association of Outdoor Recreation and Education

Association of Outdoor Recreation and Education、通称AORE(アイオア)は、日本の野外の人にとってなじみの薄い組織かもしれません。Association for Experiential Education(AEE)は、聞いたことあるひともいるかもしれません。もともとAEEは、OBS、NOLS、WEA、PAなどが中心となってた、ガチガチの野外の学会だったのですが(Priest, 2005)、昨今の体験学習の多様化により、必ずしも野外だけでなくなり、そこからもっと野外に特化したーいっていうメンバーが紆余曲折を経て立ち上げたのがAOREです(AORE, 2020)。

AOREの構成メンバーは、OBS、NOLSのインストラクター、大学の野外教員、キャンパスレク職員などが中心です。ですので、野外の業界ニュース、カンファレンス情報、コース紹介があり、アメリカの野外のアカデミックシーンを理解するには良いメルマガかもしれません。

購読方法ですが、AOREのホームページ(aore.org)から、ちょっと見つかりませんでした。ごめんなさい。私は、2018年にWEAとAOREが合同カンファレンスをした時から配信されていました。この際なので、10月のオンラインカンファレンスに参加してみてはいかがでしょうか。


おわりに

英語のメルマガなんて読めませんっている人もいるかもしれませんよね。

一つは、Google Chromeの翻訳機能である程度の内容な理解できますし、これはという記事を見つけたら、以前ブログで紹介した「世界とつながる翻訳サイト3選」を利用して訳してみてください。

情報の溢れる現代、もうこれ以上情報はいらないという方も多いと思います。情報は、全部処理しようとはせずに、必要なものだけ、たまたまその情報に出会った時に、インプットするぐらいの気持ちで気楽に構えましょう。その時に、あなたが常に価値のある情報の中にいるかどうかがとても重要です。

BCのメルマガ「Outdoor Leaders」も、みなさんに価値あるメルマガとしてそばにおいてもらえるよう、これからも役立つ情報を発信していきます。


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