BC的トレイルフードの作り方

アウトドアでお馴染みになりつつあるトレイルフード。そのメリットは、はかりしれず、まさにハイキングのスーパーフード。今回は、BCの定番トレイルフードの材料を紹介します。

1)全ての栄養価を含んでいる
2)休憩時ごとにエネルギー補給しやすい
3)状況に応じて栄養価、エネルギーを使い分けられる
4)日持ちする
5)水分含有量が少ない(=軽い)
6)廃棄率がゼロ%
7)包装ゴミがでない
8)量を減らすことができる
9)調理により朝食、夕食に汎用性がある
10)比較的手に入りやすい

この時ほど、Costco(日本だとすっかりコストコでお馴染みなんですけど、本当はサイレントtなんですよね。コスコが正式名称)さま、さまざまなと思うことはありません。というのも、日本ではまだまだナッツ、ドライフルーツの価格が決して安くはありません。

アメリカだと、棚一列ナッツとか、トレイルフードの材料がめちゃくちゃ安く手に入るので、さらにスーパーフード度が増しますよね。

グラノーラ

BCの定番はカルビーのフルグラ大袋です。企業研修がピークの4月は私の体はこれでできていると言っても過言ではありません。

グラノーラ自体は穀物の意味なのですが、最近ではこれにナッツやドライフルーツなども入り、こらだけでもトレイルフードとなります。

もちろん他の食材と合わせてですが一人50g/日(230kcal)を目安としています。

ミックスナッツ

ナッツは面白い食べ物で、種類ごとに栄養価も異なるのです。

例えば、アーモンドはタンパク質、クルミは脂質、カシューナッツはミネラル、ピスタチオばビタミンB6といった具合です。ですのでそれがミックスになっているということはありがたいことですね。

こちらも一人50/日(300kcal)。コストコのミックナッツは、1.2-3キロですので、BCで一番売れていて、一般的な人数の、2泊3日8人だと、50g×3日×8=1200gなので、一班に一パックどかっと渡せばすみます。

残った容器は調味料入れに大活躍。

ドライフルーツ

ドライフルーツも本来たくさん種類があるのでが、日本だとまだまだバルクで買うことができません。

BCは一番オーソドックスなレーズンを配っています。

ドライフルーツの目的は、なんといってもビタミン、ミネラルです。長期の遠征で体調を整えるために欠くことができない栄養素です。

基本的な糖質は他のトレイルフードでとれているのでちょっと少なめ25g/日(70kcal)です。

コーティングチョコ

最後にチョコですが、ここにはポイントがあって、糖のコーティングがないと、溶けてしまうことがあるので、トレイルフードにはむいていません。

最近コストコで見かけないのですが、大袋のM&Mが一番のおすすめです。明治のマーブルチョコを人数の多い企業研修で使おうと思ったら、事前は発注したり、大量の筒のゴミが出たりちょっと使いづらいですね。

チョコの役割は、糖の中でもグルコース(単糖)、つまりブドウ糖です。脳細胞は、実は通常の炭水化物(グリコーゲン)をエネルギーに変えることができず、グルコースしか受け付けない高飛車な細胞なのです。ですので、山でクレバーな判断をするためにも、チョコは欠かせません。

キャンディーは必ず包装紙がいるので、ゴミを持ち込むことになっちゃいますよね。

こちらは25g/日(150kcal)を目安にしているのですが、うちのキャンパーがいつも取りすぎて足りなくなっちゃうのがこれです。

山で必要なエネルギーは、夏山で3000kcalと言われています。WEAのコースや、企業研究では、長距離の移動が目的ではないので、経験的に、かつエネルギー効率が良い日本人(根拠なし、直感的に)だと、正気3000Kcalだと多いですね。

ですので、BCの食料計画では、大体2000kcal/日前後になっているかと思います。トレイルフードのカロリーを足すと、グラノーラ230、ナッツ300、レーズン70、チョコ150、合計750Kcalなので、ちょうど1食分を、山で歩きながら補うといった感じです。

トレールフードは、単にオントレイルの食事だけはなく、朝食、夕食、山でのパーティーメニューなどにも、大変身します。また、機会があったらトレールフードからの多種多様な応用レシピをアップしますね。ご期待ください。