すっかりお馴染みのSPEC。すごいことはわかるし、話を聞いているとできそうな気もしますが、いざやるとなるとどうしてもTCTIになってしまいますよね。
そこで、どんなテーマでも、SPECになるテクニックをひとまず10個紹介します。もちろんこれだけではないので、みなさんがこの10個をものにした頃に、また新しいテクニックをアップしますね。
1.ワールドカフェ
全体のディスカションだと、ストロングリーダー中心に意見がまとまってしましますが、さまざまな意見を発掘し、統合させていくのに最適なテクニックです。ギャップがあるから面白い。
2.カルーセル
LNTの計画と準備で、装備リストのチェックなどに最適なテクニックです。完璧だと思って作った自分達のリストに漏れがあったときのアハ体験が知識を定着させます。
3.ジグソー
人に教えることが一番学びになる。ロープワークのティーチングでよく使うテクニックですね。ワークの後にテストなどをやるとティーチングにも熱が入ります。
4.ランキング
単純なように見えて、結構深い議論になります。コース前の目標設定や、コース後のアクションプランなどで効果的です。
5.ダイストーク
お昼の番組ですっかりお馴染みのダイストーク。サイコロがない時は鉛筆でもいいし、ボールにランダムにコマンドを貼ってもなんとかなります。
6.マトリクス
リーダーシップスタイルのワークショップの鉄板テクニック。たった2次元だけど、ほんとに人って4タイプに分かれるんですね。
7.スコアリング
ふりかえりの鉄板テクニックですね。ハンバーガーメソッドと併用しても使えますね。
8.ブレインストーミング
お馴染みブレインストーミング。洗い出して終わりではなく、KJ法やマインドマップと組み合わせると、より効果的な概念形成ができます。
9.リレー
シンプルながら、チーム意識も手伝って結構盛り上がります。LNT7原則のクイズや、ロープワークのテストなどに使います。仲間のサポートOKにしたほうが盛り上がります。
10.グッド&バッド
良い子、悪い子、普通の子、私の世代はTVでお馴染みですが、実は伝統的なアクティブラーニングだったのですね。誤った行動を、笑って学べるのがいいですね。
まとめ
いかがでしたか?これらの10のテクニックは、ほんの一例です。そもそもSPECに決まった雛形やテクニックの上限はないですものね。これらの例をみなさんなりに応用して、独自のティーチングを引き出しをたくさん備え、素敵なSPECティーチャーになってください。
SPECモデルの事例はまだまだ、アウトドアリーダー・デジタルハンドブックを掲載されています。
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