見直そう感染予防のガイドライン

各地で新型コロナウィルス拡大に対する緊急事態宣言が解除され、アウトドドアを楽しむための各種ガイドラインが発表され始めました。WMTCでは、コロナ以前より感染予防のガイドラインを定めています。日本の新しい常識は、本来やるべき常識だったのかもしれませんね。

衛生

  • 調理、食事のときに手を洗う。
  • トイレ、子どものおむつ、握手、お金を扱う、ドアノブにさわる、エレベーターのボタン、電気のスイッチ、公共の場所の手すり、ペットにさわった後に、手を洗う。
  • 汚染されたものにさわったあとに、手を洗うまで、目、鼻、口、食物にさわらない。
  • 感染した傷病者に触れた後に、服や寝具は、交換して、洗う。
  • 水筒を共有しない。
  • トレイルフードに直接手を入れない。きれいな手にスナックを出す。
  • 歯茎や歯の感染予防のために歯磨きを毎日する。
  • 足の裏の感染や水虫を避けるために、公共の場所で裸足であることを避け、靴や靴下の共有を避ける。

傷病者ケア

  • 咳をしたり、くしゃみをする傷病者を処置するときは、手術用のフェイスマスクやメガネをかけるか、傷病者にフェイスマスクをつける。外で処置する。
  • 全身検査や処置するときに、グローブをつける。
  • 感染した傷病者を隔離する。

調理

  • まな板、なべ、皿、調理器具、調理場所を洗剤で洗い、できる限り乾燥させておく。
  • 生肉や魚介類は完全に熱処理をする。82℃以上で調理すると、感染原因を殺菌できる。肉を焼くときや、鳥を丸焼きにするときは、食用温度計を使う。
  • 容器や袋を分け、生ものと、加工食品を区別する。
  • 浄化した水を飲む。浄化された水で食材や手を洗う。
  • 調理した食事を常温で保管しない。ゆっくりバクテリアが繁殖する。密閉した容器にすぐにしまい、4℃以下で保管する。
  • 生野菜を完全に洗浄する。酢や柑橘類のオイルに30分つけると殺菌される。
  • 果物や野菜を切ったり剥いたりするときに、皮から果実に汚染が移動するのを防ぐために、調理前に洗う。
  • 腐った食物や、不自然なにおいや味のする食物を食べない。疑わしかったら処分する。

虫刺され

  • 網戸、かや、虫除けなどで、虫さされを防ぐ。蚊の活動が活発な朝夕は、シェルター内にいる。
  • ディート(DEET)やピカリジンが含まれている虫除けを皮膚に塗る。EPA登録の虫除けは、DEET (N,N-diethylmetatoluamide) とピカリジン (KBR 3023)が含まれている。 DEETが30-50%の割合で配合されていると長時間効果が維持する。ピカリジンは7-15%の配合が、一般的である。
  • 50%のDEETの配合が成人にも2ヶ月以上の子ども(日本では6ヶ月以上)にも推奨される。2ヶ月以下の乳児は、防虫ネット等で虫から守る。
  • 日焼け止めを使っているときは、最初に日焼け止めを塗り、次に虫除けを塗る。
  • 皮膚の露出が少ないように、長袖シャツ、長ズボンを着る。ノミやダニ対策には、ブーツを履き、ズボンの裾を靴下の中に入れる。
  • 野外活動中、1日の終わりに、自分の体や衣類にダニがいないか確認する。薄い色か白い服を着ると、ダニを見つけやすい。もし見つけたら、感染予防に適切な方法で除去する。
  • ペルメトリン配合の殺虫剤を、衣類、靴、テント、防虫ネットにかける。ペルメトリンは、触れたほとんどの虫を殺虫するが、動物には無害で、皮に吸収されることなく、すぐに人体に影響を及ぼさず、皮膚の反応も起こらない。ペルメトリンは、頭のシラミや、疥癬(かいせん)の原因になるダニに一般的に用いられる。

その他

  • 裸足で、排泄物が混ざっている可能性のある泥、土、水の中を歩かない。
  • 人が咳やくしゃみをし、煙く、不衛生で、湿った閉ざされた環境を避ける。
  • ねずみやコウモリの排泄物が多い、古く、汚れた建物や部屋を避ける。​

Wilderness Medicine Training Center
野外教育者のための野外救急法です。

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