最近、コロナのおかげ?で、教育系のネットサービスすごいのが多いですよね。以前だったら何100万もかけてシステム導入しなければならなかった機能が、無料でアカウントとるだけで利用できる時代です。この便利さを覚えたら、ビフォーコロナに戻ることはないでしょうね。
以前、「レビューイズオール」で、文献の検索サイトについて紹介しました。こと野外に関しては、日本の文献はざっとみて、検索してヒットしなかったら深追いぜずに、海外の文献を検索すべきです。文献を検索する目的に、10分の1ぐらいのエネルギーでたどりつけます。
ただ、そこでどうしてもネックになるのが「英語」ですよね。同記事では、Googleドキュメントの翻訳機能を紹介しましたが、Googleのアカウントを取得した上に、Googleドックにアップしたり、慣れていない方には、ちょっとだけめんどくさいですよね。
そこで、最近見つけたある程度は無料で使えるお勧めの翻訳サイトを紹介します。
目次
・DeepL
・Reverso Context
・Doc Translator
DeepLの強みは、なんと言っても翻訳の精度です。IT大手の翻訳のアルゴリズムを用いずにDeepL社が独自に開発したものらしいです。グーグルのAIが追いつかなかったらすごいですよね。
翻訳の精度もさることながら、これは使えると感じたのが、ワードとパワーポイントをドラック&ドロップするだけで、同じファイル形式で翻訳してくれるという手軽さ。
こんな感じで翻訳されたファイルが出来上がります。
有償プランにすると、翻訳数が無制限になったり、独自の用語集の編集が可能です。
Reverso Contextの強みは、なんと言っても、翻訳可能なファイル形式の多さです。ワード、パワポはもちろん、エイクセルやPDFまで翻訳できます。ただし、これを使うためには、英語のサイトからアカウント登録しないと行けいないので、そういうのが嫌な方にはちょっと向いていないかもしれません。
ちなみに、PDFを翻訳しようとしたのですが、なんとまだ日本対応できていません。まだテキスト翻訳のみが日本語対応です。中国語までカバーしているので、日本語対応になる日も近いか。
ガンガン、PDFを訳したいという人は、有償プランをご検討ください。
また、翻訳だけでなく、辞書、スペルチェック、動詞の活用、同義語などの機能があります(左上)。ただし残念なことに、日本語なのは、最初のインターフェイスだけ。メニューをクリックすると、外国のサイトになります。こちらも祈日本語サイト。
例えば、辞書機能で、難易度の高いところで「Leave No Trace」でやってみたところ、ネット上に存在するLeave No Traceを用いた例文が出てきました。内容的にも妥当で、その表現をどう使えば良いか参考になりますね。
ちなみに「Leave No Trace」は日本でも「リーブ・ノー・トレイス」でいくことが決定しています。「痕跡を残さない」ではありません(By LNTJ)。
最後に紹介するのは、グーグル翻訳のアルゴリズムを用いて、あらゆるファイルの翻訳を行う、めちゃくちゃポテンシャルを感じる永久無料っぽいファイル専用の翻訳サイトです。サイトが広告でガチャガチャしているので、Youtubeで使い方をご紹介します。翻訳結果も、グーグル並(そりゃそうだ)、グーグル翻訳の機能がどんどん良くなると思うので期待感のあるサイトです。
おわりに
英語の文献を全て翻訳サイトに頼ってしまうと、いざという時に英語を読解する力は身につきません。私の性格では、学生時代にもしこんな便利のサイトがあったら、すぐに頼ってしまい、全く読む力は身につかなかったでしょう。
ただ、これらのサイトの翻訳機能、文章チェック機能、音声認識機能、発音機能などを賢く利用すれば、かつてできなかったくらい、効率的に、リーディングだけでなく、リスニング、スピーキング、ライティングを身につけることができます。
さあ、これで英語のハードルはグッと下がりましたね。いやいや、今や英語だけでなく、あらゆる言語の情報を入手できるインフラが整いました。野外に関する優れた情報は、世界中に溢れています。あとは、みなさんが見つけあげるだけです。
野外に関する最新情報にご興味のある方はぜひ無料のメルマガにご登録ください。
backcountry classroom Incが提供するオンラインサロン「Be Outdoor Professional」では、みなさんの野外の実践、指導者養成、研究に関するお悩みを解決します。野外指導に関する文献や研究に興味がある方は、1ヶ月間お試し無料ですので、ぜひサイトを訪ねて見てください。