野外での効果的なティーチングメソッド

WEAですっかりお馴染みのSPECモデルですが、実際伝えたい概念をSPECにするのも慣れるまではなかなか上手くいかないですよね。

私も、日頃SPECさえ理解していれば、どんな授業もSPECにできると言いつつも、実はいくつかのパターンを応用したいり、組み合わせたりして、オリジナルっぽく見せています(てへっ)。

そこで、今回は、WEAの資格を持っていいないプロフェッショナルレベルの人が、WEAのエデュケーター資格を飛び級で取れるCOEクリニックで配布されたティーチングンティップです。今回のブログは、クリニックの講師であり、いつもWEAカンファレンスで、アイディアいっぱいのSPECモデルでワークショップをしてくれるブラッド・ダニエルの資料に、私が加筆したものです。どれもちょっとしたことでシンプルですが、とても効果的です。

Brad Daniel(2022)Effective Teaching Methods for Outdoor Educators, 2022 WEA COE Clinic., Hand-out


ディスカバリデモンストレーション

デモンストレーションは、聞いたり読んだりするだけではわかりにくいコンセプトを、伝えるために効果的な方法です。ただデモンストレーションするだけでなく、指導者が、伝えたいコンセプトを、黙って表現し、生徒に何を表現しているのが考えさせます。言葉で理解するだけではなく、問題解決力、クリティカルシンキングを必要とします。

ディスカッションファースト

生徒から、質問、回答、アイディアを引き出すとに、最初に数名でディスカッションさせてから、回答を引き出します。ディスカッションは、生徒に当事者意識、他者の意見の共有、アイディアの比較、統合を助けます。ディスカッションの後に意見を求めることにより、より多くの意見を得ることができます。

ピアティーチング

生徒のティーチングをさせることは、その概念の理解させるために最も優れた方法です。また、生徒も、自分の仲間がティーチングをしていることに対して、共感やコミットメントを生み、学習を促進します。

スキット/ロールプレイ

伝えたい概念や歴史的イベントのシナリオやストーリーを演じさせます。概念を演じるために、より深い文脈の理解が必要となります。見る側も概念を現実的に学べるので理解を助けます。

ソクラテスメソッド

指導者、生徒が既に知っている概念から、連続的に質問を繰り返し、学びたい概念に導きます。生徒の論理的思考力やクリティカルシンキングを養います。

ストーリーテリング

指導者は、伝えたい概念を現実的に活用した、過去の実話から帰納します。この方法は、実際に起こった事実から学ぶ体験学習と言えます。事実を根拠とするために学びたい概念の信憑性を増します。

ティーチャブルモーメント

今現在現実的に起こった事実から、伝えたい概念を帰納します。生徒は、現実的な自分が関与している出来事を教材とするため、絶大な学習効果があります。ティーチャブルモーメントは、偶発的な学びのため、指導者は常に生徒を観察し、そのチャンスを活用します。

インクワイアリベイスド

伝えたい概念をそのまま伝えるのではなく、その概念が回答となる質問を与えます。生徒は、回答のための思考が必要となるため、その概念をより理解します。


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