1.キャンプの目的
1)野外生活
2)食事・休養
3)学習・ミーティング
4)資源(水/食料)の調達
5)自然美
2.キャンプサイトの構成
2.1.単一グループ
1)テントサイト
2)キッチンサイト
3)食料の保管
2.2.複数グループ
1)グループテントサイト
・テントサイト
・キッチンサイト
2)本部テントサイト
3)共有サイト
4)食料の保管
5)必要に応じて集団トイレ
3.環境への配慮
3.1.指定地vs原生自然
1)指定地があれば指定地を使う
2)原生自然ではまだ使われていない場所を使う
3)原生自然では水源、登山道から60m離れる
3.2.他のビジターへの配慮
1)人目につく河原、海岸、登山道を避ける
2)他のグループのサイトから離れる
3)良いサイトを他のビジターへ譲る
3.3.水源への配慮
1)水源から60m離れる
3.4.土壌への配慮
1)インパクトの受けやすい地面(湿地・草原)を避ける
2)頑丈な地面(雪・岩・砂)を選ぶ
3)すでに使われた痕跡がある場所を避ける
4)裸地化して再生不可能な場所を選ぶ
5)グランドシートを使用する
3.5.野生動物への配慮
1)野生動物の生息地を避ける
2)食料を適切に管理する
3)食べかすを残さない
3.6.規則・条例の遵守
1)ルールとモラルの関係を理解する
2)安全を優先する
3)もしルールに従えない場合は、メンバーにその判断の正当性を説明する
4.安全・快適への配慮
1)天候:風、雷、鉄炮水、直射日光
2)水:水源へのアクセス、距離、質
3)倒木、落枝
4)地面:平地、傾斜、凸凹
5)地形:落石、土砂崩れ、地滑り
6)空間:プライバシー、キャンプ生活
7)熊の生息地
・熊の好む生息地を避ける(ブッシュ、水源、倒木)
・熊の好む採餌地を避ける(ベリー、木の実)
・テントサイトを、食料の保管場所、キッチンサイトから60m風上にする
5.キャンプのタイミング
5.1.暗くなる前(午後の早い時間)
1)キャンプサイト周辺の探索
2)設営、キャンプ生活の安全
3)調理、食事に十分な時間
4)環境負荷の少ないキャンプサイト
5)午後の天候の変化
5.2.疲労する前
1)怪我の予防
2)快適なキャンプサイト
3)健康・体力の維持
5.3.緊急時
1)傷病者のケア
2)レスキューの要請
3)避難準備
6.キャンプサイトの撤収
6.1.キャンプサイトの痕跡を残さない
1)テントサイト
2)キッチンサイト
3)ミーティングサイト
4)トイレ(もし特定した場合)
6.2.移動したものもの場所にもどす
1)テントをフラットにするために移動した石、枝
2)ペグに利用した岩、枝、倒木
3)環境整備に利用した岩、丸太
6.3.地表を復元する
1)テントで倒れた草を起こす
2)テントの痕に落ち葉を戻す
6.4.たき火の痕
1)灰をばら撒く
2)残炭を砕き、赤土、砂と攪拌する
3)使わなかった薪を周辺にばら撒く
4)かまどをもとに戻す