1.食事の役割
1)エネルギー、栄養
2)グループワーク
3)衛生管理技術
4)食料マネジメント
5)心理的、社会的衛生
2.キッチンマネジメント
1)キッチンスペース
・テントから十分に離れる
・平らで調理する十分なスペースがある場所を選ぶ
・メンバーの移動する導線を避ける
・風雨を避けるためにタープの下で行う
2)コック
・調理する担当者を決める
・コック以外はキッチンサイトに入らない
・キッチンサイトに入る人数はできる限り少なくする
3)服装
・ルーズな服は避ける
・可燃性の高い服は避ける
・長い髪を縛る
・グローブをつける
・衣類に食材がつかないよう注意する
4)テーブルクロス
・グランドシート、スリーピングマット、クレイジークリークなどの上に調理器具、食器を整理して置く
・食材はテーブルクロスの上でカットする
・全ての調理器具、食料、調味料をシートの上に事前に出しておく。
5)ストーブ
・可燃物を避ける:落ち葉、ナイロン、ビニール
・風除けを用いる
・必要に応じて敷板を用いる(安定性・熱効率)
・鍋つかみ、グロープを用いる
・使用しているストーブの近くで燃料を入れない
・燃料ボトル、カートリッジはストーブから十分に離す
・使用中はストーブから離れない
・他のストーブの距離を十分に離す
・熱湯の溢れ、フレアに備え、クレイジークリークの背もたれで脚を保護する。
・熱湯の溢れ、フレアを避けるために、お尻をついて座りこまない。
6)鍋つかみ
・食材を混ぜる時
・食材・水を加える時
・鍋を降ろす時
・五徳の大きさに対して鍋の大きさが大きい時
3.調理の手順
3.1.殺菌
1)調理、食事に使う全ての道具をテーブルクロスの上にまとめる。
2)大きな鍋でお湯を沸かす。
3)鍋つかみで全ての調理器具を熱湯の中に入れて殺菌する。
4)鍋に入りきらない容器は熱湯を入れて殺菌する。
5)全ての道具の殺菌が終わったら、お湯は調理に使うか、ホットドリンクとして飲む
3.2.調理
1)食材を火が通りやすように薄く、小さく切る
2)火の通りにくいものから先に調理する
3)食材を少ないお湯で煮込み、火が通ったら水を足す
4)具材、調味料を入れる、混ぜるときは鍋つかみを使う
5)炭水化物とソースは分けて調理する
6)できる限り蓋をする
7)必要以上に食材を混ぜない
8)食材を入れたり、混ぜるときは鍋を抑える
3.3.片付けの手順
1)スクレーパーで調理器具、食器の残飯をできる限りとる
2)デンプン、油分は時間が経つと取りにくくなるので、できる限り早くスクレーパーで汚れをとる
3)お湯を沸かし、油分、食べかすをとる
4)そのお湯をスープやホットドリンクとして飲む
5)どうしても残飯が残ってしまった場合は、ストレーナーで濾し、ゴミとして持ち帰る