1.たき火の役割
1)熱、暖かさ
2)光、明るさ
3)調理
4)安心
5)美的
6)緊急時
・体を温める
・衣類の乾燥
・お湯を沸かす
・殺菌
・発煙
・光
2.環境への配慮
1)たき火は環境に最もインパクトのある行為の一つである。合理的な理由がなければストーブを使用する。
2)サイト選択
・指定地のファイヤーリング
・非公式なファイヤーリング
・たき火の痕跡がない
・たき火の痕跡がある
・たき火のダメージが決定的
3)岩、石
4)砂、赤土
5)生態系のダメージ受けやすさ
6)枯れた地面に落ちた枝、木
7)かまどの構造
8)火の大きさ
9)片付け
・残炭
・灰
・かまど
3.安全への配慮
1)消化用水
2)見張り
3)グローブ
4)可燃物(落ち葉、テント、衣類)
5)火の大きさ
6)風向き
7)天候(乾燥、風)
4.かまど作り方
4.1.土壌
1)腐植層
・可燃性
・土壌生物
2)黒土
・乾燥すると可燃性
・有機物
3)赤土
・不可燃性
・無機物
4.2.かまどの種類
1)ファイヤーリング
・指定地
2)マウンドファイヤー
・ビニールシート
・赤土・砂
3)スロープ式かまど
・黒土
・煙突効果
4)ファイヤーパン
・焚き火台
5.薪の組み方
5.1.火の3要素
1).燃料
・太さ
・量
・木の種類
2)熱
・太さ
・密度
3)酸素
・かまどの構造
・密度
・吹き込み
5.2.薪の種類
1)針葉樹(スギ、ヒノキ、マツ)
・軟木
・可燃性↑
・燃焼時間↓
2)広葉樹(ブナ、ナラ、クリ)
・硬木
・可燃性↓
・燃焼時間↑
5.3.薪の4要素
1)火口(ほくち)
・燃えやすい素材
・杉の葉、松ぼっくり、樺の樹皮
・新聞紙をTP型にする
2)焚き付け(こっぱ)
・すぐに火がつく
・楊枝の太さの枝
3)火付け
・火力を増す
・おき火になる
・割り箸の太さの枝
4)薪
・火持ちさせる
・指の太さの枝(ナタやノコギリを使わなくても折れる太さ)
5.4.薪の組み方
1)TP型
・火口、こっぱ、火付け、薪の順に円錐形に組む。
・こっぱの密度を高めるために、ある程度組んだら、両手で圧縮する(締める)。
・こっぱと薪の間に空間を作らない。
・火のつけ口を開けておく。
・濡れた薪の時に最も効果的(火つけ時に高い熱を得られる)。
2)立てかけ式
・火口の上に、こっぱ、火付け、薪の順に立てかける
・最も早く火が付く
・立てかけた素材も灰にする必要がある。
・細い薪を地面にさして立てかける方法もある。
3)井桁型
・薪を井桁に組み、中心に火口、こっぱ、火付けの順に入れる。
・井桁の下から火を付ける。
・井桁の上部に注意しながら鍋をおくことができる。
・酸素効率がよい。
・熱効率が低く、火がつきにくい。
6.たき火の片付け
1)できるかぎり灰になるまで燃やす。
2)水で完全に消化する。
3)残炭は、消化して冷えた後に、手でできる限り細かく砕く。
4)灰、細かく砕いた残炭を周囲に分散して撒く。
5)たき火の後に落ち葉等をかけてたき火の後をわからなくする。
6)夜にたき火を使い、朝またたき火を使うときは、たき火を片付けに、火のついているたき火に土を被せ、消化する。翌日土をどかして、酸素を供給すると、すぐにまた火が付く。