1.大気現象
1.1.気圧
1)1気圧
・1㎠
・地表=1気圧=1013hPa
・高度↑=気圧↓
・緯度↑=気圧↑
2)高気圧
・下降気流
・空気密度↑
・吹き出す(地表)
・時計回り(北半球)
3)低気圧
・上昇気流
・空気密度↓
・吹き込む(地表)
・反時計回り(北半球)
1.2.高層天気(大気循環)
1)ハドレー循環
・赤道上昇気流→緯度30度下降
・貿易風(東風)
2)極循環
・極下降気流→緯度60度上昇
・極東風
3)フェレル循環
・ハドレー循環による緯度30度下降→極循環による緯度60度上昇
・偏西風
4)偏西風波動
・赤道側と極側の温度差→南北蛇行→温帯低気圧
・北側に蛇行(気圧の尾根)→時計回り→高気圧
・南側に蛇行(気圧の谷)→反時計回り→低気圧
5)ジェット気流
・寒帯ジェット気流(極循環/フェレル循環)
・亜熱帯気流(フェレル循環/ハドレー循環)
・南北蛇行→異常気象
1.3低気圧
1)温帯低気圧
・中緯度
・暖気/寒気
・前線
2)熱帯低気圧
・低緯度
・上昇気流
・激しい激しい風
・>風速17m/s=台風
3)寒冷低気圧
・高緯度
・気圧の谷が切り離されて発生する(切離低気圧)
・上空の寒気から下降気流
・周囲の暖気が相対的に上昇
・地上の気圧は極端に低くないが、激しい対流
・激しい雨、雷
・偏西風から切り離されているため、停滞(雷三日)
1.4.前線
1)温暖前線
・暖気が寒気の上
・東側1000km曇/300km弱い雨
・通過後気温↑
・通過後南風
・巻雲→巻積雲→高積雲→高層雲→乱層雲
・晴れ→→→→→曇り→→→→→→雨
・0km→→→→500km西→→→→1000km西
・現在→→→→→半日後→→→→→1日後
2)寒冷前線
・寒気が暖気の下
・西側100km激しい雨
・通過後気温↓
・通過後冷たい北風
・積乱雲→積雲
・通過後広い晴天域
3)閉塞前線
・寒冷前線が温暖前線に追いついた状態
・寒冷前線(密度の高い寒気)の速度>温暖前線(密度の低い暖気)の速度
・温帯低気圧の最盛期に形成→次第に衰退
・寒気が寒気に追いつき、温帯低気圧の動力源である気団の温度差がなくなる。
2. 雲の種類(10種雲形)
・層:層状の雲
・積:塊状の雲
・乱:雨を降らす雲
2.1.上層雲
・7-13km
・巻○○
・晴れ
1)巻雲
・カール状
・すじ雲
2)巻層雲
・薄い層状
・薄雲
・日暈、月暈
3)巻積雲
・細かい塊状
・いわし雲、うろこ雲
2.2.中層雲
・2-7km
・高〇〇→曇り
・乱〇〇→雨、雪
4)高積雲
・巻積雲より一回り大きい塊状
・ひつじ雲
5)高層雲
・空全体を覆う薄い灰色
・おぼろ雲
・高山では霧
6)乱層雲
・空全体を覆う暗い灰色
・雨雲、雪雲
・温暖前線の雨の原因
2.3.下層雲
・<2km
・層〇〇
・高山では雲海
7)層積雲
・白い畝状
・畝雲
8)層雲
・薄い
・霧雲
・地上は霧
2.4.対流雲
・垂直方向の対流により発達
・積〇〇
9)積雲
・数百m-1km
・雲の上がドーム型のわた状
・雲の上は1km以上は発達しない
10)積乱雲
・数百m-13km
・積雲→雄大積雲→積乱雲
・上部で水蒸気が氷晶となり雷
・雷雲、入道雲
3.山岳天気
3.1.冬〜春
1)日本海側低気圧
・冬〜春に温帯低気圧が日本海を通過
・強い南風(春一番)
・山の南側は湿った空気により激しい雨
・山で寒冷前線通過時に寒気が流れ込み吹雪
・気温上昇によるブロック雪崩、雪庇崩落
2)南岸低気圧
・冬〜春に温帯低気圧が太平洋を通過
・地上は寒気が入りこみ太平洋側で大雪
・上空は暖気が這い上がるため山では湿った雪
・台湾付近発生(台湾坊主)
3)二つ玉低気圧
・日本海側低気圧と南岸低気圧が同時に発生
・山は暴風雨、気象遭難
・南岸低気圧の寒冷前線が通過した後擬似晴天
・一つにまとまり爆弾低気圧
・低気圧が抜けると強い冬型
4)移動性高気圧
・高気圧だからといって山は油断できない
・高気圧前面では日本海側の山で悪天(冬型と同じ状況)
・高気圧後面では太平洋側の山で悪天(冬型の逆の状況)
・帯状高気圧:移動性高気圧が連続
・高気圧と高気圧の間が相対的に低気圧になり一時的悪天
3.2.夏
5)梅雨前線
・オホーツク海気高気圧(冷湿)と太平洋高気圧(暖湿)の境界面に停滞前線ができる。
・亜熱帯ジェット気流がヒマラヤで分流し、東南アジアを抜けた南側の気流は暖かく湿り、チベットを抜けた北側の気流は冷たく乾き、日本に到達するときには2つの異なった気流の間に停滞前線ができる。
6)北高型
・高気圧の中心が日本の北東海上
・冷たく湿った北東気流
・太平洋側の山で長く悪天
7)積乱雲
・熱雷:日中暖められた空気が上昇する
・山に沿って冷気が下がる→地上の暖められた空気が上昇する
・雷鳴+東風=雷雲接近
・雷鳴+西風=雷雨遠ざかる
8)台風
・風速17m/s以上の熱帯低気圧
・台風の南東側:激しい暴風雨
・太平洋高気圧の西縁に沿って移動
・太平洋高気圧が強い:南西諸島を横切り日本海へ
・太平洋高気圧が強い:直撃
・台風前面:太平洋側の山で大荒れ
・台風後面:日本海側の山で悪天
3.3.秋〜冬
8)秋雨前線
・太平洋高気圧(暖湿)/オホーツク海気団(冷湿)&大陸性高気圧(冷乾)の境界面に停滞前線ができる。
・秋雨前線+台風=大荒れ
9)初冠雪
・温帯低気圧+寒気
・大雪/富士山9月中旬→10月上旬東北/北ア→10月中旬上越/南ア
・低気圧通過→冬型
10)冬型(西高東低)
・日本海側
・上空(500hPa)寒気-30℃→降雪/36℃→ドカ雪