1.歩き方 1.1.正しい歩き方の意義1)体温上昇を抑える2)乳酸生成を抑える3)筋肉へのダメージの低下4)運動の継続5)エネルギーの節約6)精神衛生7)高山では酸素消費 1.2.呼吸1)運動と呼吸を同調される(例:ステップ、パドリング)2)呼吸が運動のリズムより上がったら負荷を落とす3)運動のリズムが上がったら呼吸もあげる 1.3.ペース1)通常の会話ができる速さ2)1日中、小休止を入れながら活動できる負荷3)一番遅い人を隊列の2番目にしてその人のベースに合わせる4)呼吸数の上昇は酸素不足のサイン5)過度の発汗はオーバーヒートサイン 1.4.休憩1)目安として1時間に1回、5-10分2)疲労する前3)水、エネルギーの補給4)ランドマーク(分岐点、地形)5)TCPとの比較6)水の補充7)トレイルから外れる 1.5.登り1)まっすぐに立つ2)小さめのステップを選ぶ3)つづら折れ4)レストステップ(膝カックン)5)ブーツの足首を少し緩める6)ストックは短く 1.6.下り1)膝を軽く曲げて着地する2)後ろに体重をかけない、やや前かがみ3)小さなステップを選ぶ4)ブーツの足首をしっかり締める5)ストックは長く6)ストックを先について体重を保持してから着地する 1.7.隊列1)1列を原則とする2)先頭は体力のある人3)2番目以降から遅い人の順4)遅い人を隊列の最後尾にしない5)リーダーは全体を把握しやすい場所6)危険箇所ではリーダーが先頭に立ち、通過方法を判断する 1.8.トレイル上での他のビジターへの配慮1)あいさつ、情報交換2)自分たちが早ければ先に行かせてもらう3)自分たちが遅ければ先を譲る4)登りが優先・落石・視界・ペース5)ペッスセター、スイーパーがコミュニケーションをとる 2.ハイキングロール1)リーダー・休憩のタイミング、場所・隊列、役割・ルート決定2)ペースセッター・ペース・ステップの選択・前方のビジターとのコミュニケーション3)ナビゲーター・現在地同定・ルート情報4)ロガー・時間の記録・TCPとの比較5)スイーパー・隊列の観察・メンバーの観察・後続のビジターとのコミュニケーション6)スカウト・ルートファインディング・わかりづらい場所では先頭 3.緊急時の対応 3.1.落石予想される事故:外傷1)落石を起こさないように注意して歩く2)もし落石を起こしたら「ラーク(落)」と叫ぶ3)「ラーク」という声が聞こえたら必ず山側を注視する4)切り立った岩場の場合には岩に貼りつく 3.2.道迷い予想される事故:遭難1)わかるところまで戻る2)全体で動かずに、スカウト数名にルートファインディングをしてもらい、情報収集をしてからリーダーが決定する。3)道のわかりにくところでは、スカウトが先行し、道を確認してから進む。 3.3.オフトレイル(ヤブ/霧)予想される事故:道迷い1)目的の方角に目標物を決める(大木、大岩)2)その目標物まで進む3)目標物についたら、また新たに目標物を決め、これを繰り返す。4)コンパスのみを見ながら進むとリングワンデリングの原因となる 3.4.危険箇所の通過予想される事故:外傷1)鎖場、はしご、ガレ場、崖の下、仮設の橋2)一人ずつ通過する3)三点支持4)ショートロープ、フィックスロープ 3.5.残雪予想される事故:滑落1)直登はキックステップ2)直滑降はヒールステップ3)斜め上トラバースは谷足谷向き4)斜め下トラバースは谷足谷向き5)アイゼン、ピッケル6)滑落停止7)グリセード 3.6.落雷予想される事故:落雷障害1)尾根から外れ落雷が通過するのを待つ2)もし拓けた場所で落雷の中移動する以外に選択肢がない場合・前後の人と20-30m間隔をとり歩く・定期的に先頭から最後尾まで番号をかけていく・拓けたオフトレイルでは横に広がる3)詳しくは野外救急法を参照 3.7.渡渉予想される事故:溺れ、外傷1)川が広く、深く流れのゆるところを選ぶ2)2人組3)3人組4)スクラム5)バックパックのバックルを全て外す 3.8.靴ずれ予想される事故:創1)ソックスを重ねて履く2)ゆとりのある登山靴3)靴紐の調整4)足の裏全体を使って歩く5)足、靴下の乾燥7)ホットスポットのケア8)ガムテープ9)靴ずれパッド
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山のトイレ
1.排泄物の問題1)景観的インパクト・排泄物、トイレットペーパー・用を足している姿2)物理的インパクト・水源へのインパクト・他のビジターの健康へのインパクト・野生動物へのインパクト 3)安全・野生動物との遭遇 2.尿の処理1)水源から十分に離れる2)他のビジターへの景観的配慮3)野生動物との遭遇(塩分)4)流れが早く十分に大きい沢や海洋では直接水源にした方がインパクトは低い 3.便の処理 3.1.指定のトイレ1)ルートにトイレいがあるときはできる限り指定のトイレで用をたす。2)携帯トイレの指定地では、公園のルールに従う。 3.2.キャットホール1)深さ20cm、直径10cm2)水源から60m離れる3)便に黒土を被せ枝で攪拌する4)トイレットペーパーは持ち帰る5)利用頻度の高いサイトではキャットホールを選択しない 3.3.トイレを集中する場合(野外トイレの設置)1)キャットホールの数に限界がある場合2)一箇所に長期間滞在する場合3)メンバーが自立して便の処置ができない場合留意点1)野外トイレは潜在的にインパクトが大いきため安易に選択しない2)水源から60m離れ、十分に深い穴を掘る。雨天時に水が流れる場所を避ける3)テント、幕などで多い、プライバシーを保つ4)他のグループへのインパクトを避けるために自分のキャンサイトの近くに設置する5)またがりやすくするために長方形に掘る6)もし草地の場合、地表を残しておく7)一回ごとに便の上に黒土をかける(ハエの発生防止)8)プライバシーを保護するために、使用中のマークを決める9)便が地表から10cmまで達したら、使用を中止し、土をかける10)野外トイレの使用をできる限り少なくするために、活動中のキャットホールを推奨する 3.4.海洋環境1)海水は土壌よりも早く排泄物を分解する2)海水をトイレットペーパーの代わりに使う 3.5.高所、クライミング、氷河1)プープチューブ2)凝固剤3)消臭剤 4.トイレットペーパー/生理用品 4.1.トイレットペーパー1)分解性のトイレットペーパーを使う2)トイレットペーパーを持ち帰る。ただし、環境や遠征期間によっては、トイレットペーパーをキャットホールや野外トイレに埋める方が、衛生的で、環境へのダメージもほとんどない場合もある。3)トイレットペーパーを燃やすことは、火傷の危険性があるため推奨しない 4.2.生理用品1)ナプイン、タンポンなどは必ず持ち帰る。野生動物との遭遇を避けるために、二重のビニール袋に入れ、スタッフバックに入れて保管する2)スペースの少ないタンポンの使用を考える3)生理中は取り出しやすいところに保管する
装備と服装
1.装備の原則(DWSAW)1)Durable:強度、安全性2)Weight:軽量、コンパクト3)Serviceable:実用性、汎用性、メインテナンス4)Altitute:標高、森林限界、氷河5)Weather:天候、季節、緊急時 2.装備の種類 2.1.団体装備vs個人装備 2.2.装備のタイプ1)生活2)食事3)活動4)衣類5)緊急時 生活 食事 活動 衣類 緊急時 団体装備 テント タープ ストーブ 燃料 クッカー 調理器具 地図 コンパス ロープ スリング ファーストエイド ラジオ/無線 個人装備 スリーピングバック スリーピングパッド ヘッドランプ 食器 カトラリー カップ ナイフ バックパック ハイキングブーツ 水筒 レインコート 防寒着 着替え 参考:10必須装備1)ナビゲーション(地図とコンパス)2)ヘッドライト3)サンプロテクト(サングラス・日焼け止め)4)ファーストエイド5)ナイフ6)スターター(マッチ、ライター)7)シェルター8)食料9)水10)レインジャケット※必須装備という考えは現実的ではない、環境、活動、気候で必須装備は常に変わるべきである。上記は一般的な例として考えるべきである。 参考:WEAJインストラクター必携装備・ガイドロープ(8mm/20-30m)・スリング(60cm)+カラビナ×4・スリング(120cm)+カラビナ×2・環付きカラビナ×2・革グルーブ 3.衣類の原則 3.1.衣類の役割1)体温の調整2)湿度の調整3)環境からの保護:日光、風、雨、雪4)ケガからの保護5)レスキュー6)環境への配慮 3.2.衣類の原則(5Ws)1)Warm: 保温性2)Wicking: 保湿性、透湿性3)Weight: 軽量性4)Windproof: 防風性5)Waterproof: 防水性 4.熱の移動(CCRE) 4.1.Convention: 対流1)定義:液体、気体などの流体により、熱が移動する。 2)例:・風(-1℃/m)・水(30倍) 3)防止:・防風・通気・ウェットスーツ 4.2.Conduction: 伝導1)定義:動的分子(高熱)が静的分子(低熱)と接触し、高熱から低熱に熱が移動する。2)例:・冷たいに岩の上に座る・暑い鍋に触ると火傷する3)防止:・バッド・鍋つかみ 4.3.Radiation: 放射1)定義:物体の表面から、接触や他の物体を介すことなく、熱が移動する。 2)例:・頭皮・日焼け 3)防止:・ニット帽・長袖 4.4.Evaporation: 気化1)定義:液体が気体になるときに熱を必要とする(奪う)。2)例:・汗・呼吸3)防止:・乾燥・マスク… Continue reading 装備と服装
衛生管理
1.衛生管理の重要性1)感染症の予防、伝染の防止2)遠征における持続可能な野外生活3)エクスペディションビヘイビア4)指導者としてのロールモデル 2.病原体 2.1.ウィルス1)特性:・細胞を持たない生物(非生物)・遺伝子情報・感染した宿主の恒常性を破壊・0.1µm2)例:・インフルエンザ・ノロウィルス・肝炎ウィルス・HIV3)予防:・殺菌・感染経路4)処置:抗生物質は効果なし・宿主に長く潜伏 2.2.細菌1)特性:・単細胞からなる原核生物・増殖・0.5-5µm2)例:・ブドウ球菌・破傷風菌・サルモネラ菌・大腸菌O1573)予防:・食べ物の衛生・創の衛生・水の浄化4)処置:・抗生物質 2.3.真菌1)特性:・真核生物・皮膚感染・1-10µm2)例:・カンジダ菌・白癬菌・歯周病菌3)予防:・接触感染・皮膚の清潔、乾燥・歯磨き4)処置:・抗真菌薬・一般的に治療が長期化 2.4.寄生虫1)特性:・単細胞動物・消化性感染・10-100µm2)例:・ジアルジア・クリプトスポリジウム3)予防:・経口感染・水の洗浄・排便後の手洗い4)処置:・抗生物質 2.5.昆虫1)特性:・病原体を媒介2)例:・カ、コバエ、ダニ、ツツガムシ、シラミ、ノミ、サシガメ3)予防:・服装・虫除け・服の洗浄4)処置・媒介した病原体に基づく 2.6.動物1)特性:・病原体を媒介2)例:・ネズミ、コウモリ、キツネ3)予防:・野生動物との不用意な接触を避ける・水の浄化4)処置・媒介した病原体に基づく・咬創をハイリスクの創として処置 3.感染の予防 3.1.感染の3要素1)感染者2)感染経路・接触感染・飛沫感染・空気感染・媒介物感染3)病原体・ウィルス・細菌・真菌・寄生虫 3.2.感染の予防1)手洗い・調理・食事・排便2)くしゃみを人に向けない・手でふさがない・肘でふさぐ3)食べ物、飲みものをシェアしない・水筒・行動食・食事・個人のカップに取り分ける4)口に入れるもの、肌に触れるものをシェアしない・食器・カトラリー・歯ブラシ・カミソリ・タオル/バンダナ・クシ5)水の浄化6)食料の加熱調理7)食器の殺菌、乾燥・煮沸消毒・ティッシュ不可7)食料の保管・ビニールの密閉・ビニールで小分け8)行動食を手で食べない9)創の消毒10)メンバーに感染の疑いがあったらキッチンサイトに入れない・必要に応じてテントを隔離・看病する人を限定 4.水の浄化 4.1.浄化の目的1)病原体2)不純物3)見た目 4.2.浄化方法1)分離・沈殿:物理的・凝固:アルミニウム硫酸塩・濾過:セラミック2)浄化・煮沸・紫外線:ステリペン・ハロゲン:塩素、ヨウ素 4.3.病原体の浄化方法1)ウィルス可:煮沸、ハロゲン不可:濾過2)細菌可:煮沸、ハロゲン、濾過3)寄生虫可:煮沸、濾過、(ハロゲン)不可:クリプトスポリジウムはハロゲンでは不可 5.体・衣類の洗浄 5.1.体・衣類の洗浄の目的1)疾病予防2)精神衛生3)メンバーへの影響(匂い、見た目)4)衣類の機能の維持(吸水性、通気性) 5.2.環境への配慮1)水源から60m離れた場所で行う2)体の洗浄は人目につかない場所で行う3)水源で行わない・富栄養化による物理的インパクト・泡などの景観的インパクト・水源への異物混入による法的問題 5.3.体の洗浄方法1)2リットルもしくはそれ以上の水、またはぬるま湯2)水で体を濡らす3)無添加洗剤で洗う4)水で体を流す5)可能であれば2人組6)水源の中で体を洗わない 5.4.衣類の洗浄方法1)鍋に水、またはぬるま湯2)鍋の中で無添加洗剤で洗う3)できるかぎり衣類の泡をとる4)鍋に新しい水を入れて、衣類をすすぐ5)衣類をできるかぎり脱水する。6)乾燥する
ロープワーク
1.ロープの素材、種類 1.1.ロープの素材 緩衝 耐水 耐UV 耐酸 耐アルカリ 軟化 溶解 用途 ナイロン ◎ △ ○ × ◎ 180℃ 215℃ クライミング ポリエステル ○ ◎ ◎ ◎ ◎ 230℃ 250℃ 工業/テント ポリプロピレン ○ ○ △ ◎ ◎ 140℃ 160℃ 装飾/結束 ポリエチレン ○ ◎ ○ ◎ △ 100℃ 125℃ 農園芸 綿 × × ◎ × △ N/A 275℃燃焼 結束/祭事… Continue reading ロープワーク
キャンプファイヤー
1.たき火の役割1)熱、暖かさ2)光、明るさ3)調理4)安心5)美的6)緊急時・体を温める・衣類の乾燥・お湯を沸かす・殺菌・発煙・光 2.環境への配慮1)たき火は環境に最もインパクトのある行為の一つである。合理的な理由がなければストーブを使用する。2)サイト選択・指定地のファイヤーリング・非公式なファイヤーリング・たき火の痕跡がない・たき火の痕跡がある・たき火のダメージが決定的3)岩、石4)砂、赤土5)生態系のダメージ受けやすさ6)枯れた地面に落ちた枝、木7)かまどの構造8)火の大きさ9)片付け・残炭・灰・かまど 3.安全への配慮1)消化用水2)見張り3)グローブ4)可燃物(落ち葉、テント、衣類)5)火の大きさ6)風向き7)天候(乾燥、風) 4.かまど作り方 4.1.土壌1)腐植層・可燃性・土壌生物2)黒土・乾燥すると可燃性・有機物3)赤土・不可燃性・無機物 4.2.かまどの種類1)ファイヤーリング・指定地2)マウンドファイヤー・ビニールシート・赤土・砂3)スロープ式かまど・黒土・煙突効果4)ファイヤーパン・焚き火台 5.薪の組み方 5.1.火の3要素1).燃料・太さ・量・木の種類2)熱・太さ・密度3)酸素・かまどの構造・密度・吹き込み 5.2.薪の種類1)針葉樹(スギ、ヒノキ、マツ)・軟木・可燃性↑・燃焼時間↓2)広葉樹(ブナ、ナラ、クリ)・硬木・可燃性↓・燃焼時間↑ 5.3.薪の4要素1)火口(ほくち)・燃えやすい素材・杉の葉、松ぼっくり、樺の樹皮・新聞紙をTP型にする2)焚き付け(こっぱ)・すぐに火がつく・楊枝の太さの枝3)火付け・火力を増す・おき火になる・割り箸の太さの枝4)薪・火持ちさせる・指の太さの枝(ナタやノコギリを使わなくても折れる太さ) 5.4.薪の組み方1)TP型・火口、こっぱ、火付け、薪の順に円錐形に組む。・こっぱの密度を高めるために、ある程度組んだら、両手で圧縮する(締める)。・こっぱと薪の間に空間を作らない。・火のつけ口を開けておく。・濡れた薪の時に最も効果的(火つけ時に高い熱を得られる)。2)立てかけ式・火口の上に、こっぱ、火付け、薪の順に立てかける・最も早く火が付く・立てかけた素材も灰にする必要がある。・細い薪を地面にさして立てかける方法もある。3)井桁型・薪を井桁に組み、中心に火口、こっぱ、火付けの順に入れる。・井桁の下から火を付ける。・井桁の上部に注意しながら鍋をおくことができる。・酸素効率がよい。・熱効率が低く、火がつきにくい。 6.たき火の片付け1)できるかぎり灰になるまで燃やす。2)水で完全に消化する。3)残炭は、消化して冷えた後に、手でできる限り細かく砕く。4)灰、細かく砕いた残炭を周囲に分散して撒く。5)たき火の後に落ち葉等をかけてたき火の後をわからなくする。6)夜にたき火を使い、朝またたき火を使うときは、たき火を片付けに、火のついているたき火に土を被せ、消化する。翌日土をどかして、酸素を供給すると、すぐにまた火が付く。
火器の使い方
1.火器の役割1)調理2)水の殺菌3)調理器具の殺菌4)低体温の処置・暖かい飲み物・湯たんぽ・テルモス4)たき火のスターターとして使用しない。5)テント内の暖房として使用しない。・一酸化炭素中毒・火災・爆発 2.火器と燃料の種類 2.1.ガスストーブ1)燃料:ブタン、プロパン2)メリット・操作が簡単・軽量/コンパクト・国際規格3)デメリット・低温環境での気化、火力・カートリッジが使い捨て・航空機 2.2.アルコールストーブ1)燃料:アルコール2)メリット・軽量/コンパクト・燃料が安価・燃料が手に入りやすい(薬局、DIY)・他の燃料に比べると引火性が低い・故障が少ない3)デメリット・火力が低い・火力の調整・風に弱い 2.3.固形燃料ストーブ1)燃料:メタノール2)メリット・軽量/コンパクト・燃料が安価・故障が少ない3)デメリット・火力が低い・火力の調整・風に弱い・燃料が手に入りにくい 2.4.ガソリンストーブ1)燃料:ガソリン2)メリット・火力・気圧、低温の影響を受けない・燃料が安価・国際規格3)デメリット・操作が複雑・メインテナンス・大きさ/重さ・燃料の引火性が高い 2.5.ソロストーブ1)燃料:自然素材2)メリット・自然燃料・たき火・故障が少ない・火力(燃料による)3)デメリット・着火・雨天・燃料による影響・大きさ 3.ストーブの使い方 3.1.準備1)地面の安定性2)可燃物からの隔離・落ち葉・衣類・ビニール3)防風・風防・岩・丸太4)安全装備・鍋つかみ・グローブ・クレイジークリーク 3.2.ガソリン燃料注入1)他の火器の使用中に蓋を開けない2)ストーブが十分に冷えてから蓋を開ける3)キッチンサイトと燃料サイトを分ける4)蓋を開けるときは顔から離す 3.3.フレア1)ストーブを消す2)不燃性の容器をかぶせる3)水はかけても効果がない 3.3.使用中1)使用中に火器から離れない2)キッチンサイトの人数を制限する3)調理するときは鍋つかみを使う4)ストーブ、調理器具はグローブで触る5)クレイジクリークで、フレア、熱湯の溢れから身を守る 3.4.ストーブの片付け1)十分に冷却2)ガソリンボトルの圧抜き(火器使用終了後)3)ススをとる(ガソリンストーブ、ソロストーブ)4)専用ケース(クッカーの中は故障のもと)5)燃料はできる限りまっすぐにパッキング6)食料と分けてパッキング
クッキング
1.食事の役割1)エネルギー、栄養2)グループワーク3)衛生管理技術4)食料マネジメント5)心理的、社会的衛生 2.キッチンマネジメント1)キッチンスペース・テントから十分に離れる・平らで調理する十分なスペースがある場所を選ぶ・メンバーの移動する導線を避ける・風雨を避けるためにタープの下で行う2)コック・調理する担当者を決める・コック以外はキッチンサイトに入らない・キッチンサイトに入る人数はできる限り少なくする3)服装・ルーズな服は避ける・可燃性の高い服は避ける・長い髪を縛る・グローブをつける・衣類に食材がつかないよう注意する4)テーブルクロス・グランドシート、スリーピングマット、クレイジークリークなどの上に調理器具、食器を整理して置く・食材はテーブルクロスの上でカットする・全ての調理器具、食料、調味料をシートの上に事前に出しておく。5)ストーブ・可燃物を避ける:落ち葉、ナイロン、ビニール・風除けを用いる・必要に応じて敷板を用いる(安定性・熱効率)・鍋つかみ、グロープを用いる・使用しているストーブの近くで燃料を入れない・燃料ボトル、カートリッジはストーブから十分に離す・使用中はストーブから離れない・他のストーブの距離を十分に離す・熱湯の溢れ、フレアに備え、クレイジークリークの背もたれで脚を保護する。・熱湯の溢れ、フレアを避けるために、お尻をついて座りこまない。6)鍋つかみ・食材を混ぜる時・食材・水を加える時・鍋を降ろす時・五徳の大きさに対して鍋の大きさが大きい時 3.調理の手順 3.1.殺菌1)調理、食事に使う全ての道具をテーブルクロスの上にまとめる。2)大きな鍋でお湯を沸かす。3)鍋つかみで全ての調理器具を熱湯の中に入れて殺菌する。4)鍋に入りきらない容器は熱湯を入れて殺菌する。5)全ての道具の殺菌が終わったら、お湯は調理に使うか、ホットドリンクとして飲む 3.2.調理1)食材を火が通りやすように薄く、小さく切る2)火の通りにくいものから先に調理する3)食材を少ないお湯で煮込み、火が通ったら水を足す4)具材、調味料を入れる、混ぜるときは鍋つかみを使う5)炭水化物とソースは分けて調理する6)できる限り蓋をする7)必要以上に食材を混ぜない8)食材を入れたり、混ぜるときは鍋を抑える 3.3.片付けの手順1)スクレーパーで調理器具、食器の残飯をできる限りとる2)デンプン、油分は時間が経つと取りにくくなるので、できる限り早くスクレーパーで汚れをとる3)お湯を沸かし、油分、食べかすをとる4)そのお湯をスープやホットドリンクとして飲む5)どうしても残飯が残ってしまった場合は、ストレーナーで濾し、ゴミとして持ち帰る
キャンピング
1.キャンプの目的1)野外生活2)食事・休養3)学習・ミーティング4)資源(水/食料)の調達5)自然美 2.キャンプサイトの構成 2.1.単一グループ1)テントサイト2)キッチンサイト3)食料の保管 2.2.複数グループ1)グループテントサイト・テントサイト・キッチンサイト2)本部テントサイト3)共有サイト4)食料の保管5)必要に応じて集団トイレ 3.環境への配慮 3.1.指定地vs原生自然1)指定地があれば指定地を使う2)原生自然ではまだ使われていない場所を使う3)原生自然では水源、登山道から60m離れる 3.2.他のビジターへの配慮1)人目につく河原、海岸、登山道を避ける2)他のグループのサイトから離れる3)良いサイトを他のビジターへ譲る 3.3.水源への配慮1)水源から60m離れる 3.4.土壌への配慮1)インパクトの受けやすい地面(湿地・草原)を避ける2)頑丈な地面(雪・岩・砂)を選ぶ3)すでに使われた痕跡がある場所を避ける4)裸地化して再生不可能な場所を選ぶ5)グランドシートを使用する 3.5.野生動物への配慮1)野生動物の生息地を避ける2)食料を適切に管理する3)食べかすを残さない 3.6.規則・条例の遵守1)ルールとモラルの関係を理解する2)安全を優先する3)もしルールに従えない場合は、メンバーにその判断の正当性を説明する 4.安全・快適への配慮1)天候:風、雷、鉄炮水、直射日光2)水:水源へのアクセス、距離、質3)倒木、落枝4)地面:平地、傾斜、凸凹5)地形:落石、土砂崩れ、地滑り6)空間:プライバシー、キャンプ生活7)熊の生息地・熊の好む生息地を避ける(ブッシュ、水源、倒木)・熊の好む採餌地を避ける(ベリー、木の実)・テントサイトを、食料の保管場所、キッチンサイトから60m風上にする 5.キャンプのタイミング 5.1.暗くなる前(午後の早い時間)1)キャンプサイト周辺の探索2)設営、キャンプ生活の安全3)調理、食事に十分な時間4)環境負荷の少ないキャンプサイト5)午後の天候の変化 5.2.疲労する前1)怪我の予防2)快適なキャンプサイト3)健康・体力の維持 5.3.緊急時1)傷病者のケア2)レスキューの要請3)避難準備 6.キャンプサイトの撤収 6.1.キャンプサイトの痕跡を残さない1)テントサイト2)キッチンサイト3)ミーティングサイト4)トイレ(もし特定した場合) 6.2.移動したものもの場所にもどす1)テントをフラットにするために移動した石、枝2)ペグに利用した岩、枝、倒木3)環境整備に利用した岩、丸太 6.3.地表を復元する1)テントで倒れた草を起こす2)テントの痕に落ち葉を戻す 6.4.たき火の痕1)灰をばら撒く2)残炭を砕き、赤土、砂と攪拌する3)使わなかった薪を周辺にばら撒く4)かまどをもとに戻す