教育原理

1.自己成長
1.1.マズロー欲求段階説(1938)
1)生理的欲求:食欲・排泄・睡眠
2)安全欲求:病気・怪我・財産
3)社会的欲求:集団帰属・愛情
4)承認欲求:尊敬・地位・出生
5)自己実現欲求:自己の潜在的可能性の探究

1.2.ジョハリの窓(1984)
1)開放の窓:自他共に認める自分
2)秘密の窓:他人に隠している自分
3)盲点の窓:自分が気づいていない窓
4)未知の窓(無意識):自他共に気づかない
5)自己開示:秘密の窓を小さくする
6)フィードバック:盲点の窓を小さくする
7)自己実現:未知の窓を小さくする(=自己の潜在能力を意識化する)

2.適性課題

2.1.遊び(ヨハン・ホイジンガ,1983)
1)『ホモ・ルーデンス(=遊ぶ人)』
2)遊びの特性
・自由性
・仮想性
・隔離性
・未確実性
・非生産性
・規律性

2.2.遊び(R. カイヨワ,1958)
1)『遊びと人間』
2)遊びの分類
・アゴーン(競争)
・アレア(偶然)
・ミミクリー(模倣)
・イリンクス(眩暈)

2.3.最適覚醒(ヤーキーズ・ドットソンの法則, 1973)
1)覚醒×パフォーマンス
2)最適覚醒欲求
3)低覚醒→パフォーマンス↓
4)過覚醒→パフォーマンス↓
5)最適覚醒→ピークパフォーマンス

2.4.フロー(M.チクセントミハイ,1975)
1)能力×課題
2)能力↑×課題↓=退屈
3)能力↓×課題↑=不安
4)能力=課題=フロー(楽しさ)
5)フロー↑=至高体験=自己実現
6)フロー状態(1991)
・活動と意識の統合
・自己統制感
・時間感覚の変化
・自己意識の喪失
・本質的な価値
・即座のフィードバック

2.4.冒険体験不調和(P.マーチン&S.プリースト,1990)
1)リスク×能力
2)前提:冒険教育プログラム=最適冒険の提供
3)能力とリスクの認知が正確→最適冒険を提供
4)能力を低く認知しリスクを高く認知→冒険を提供→リスクを低く能力を高く認知し最適冒険になる
5)能力を高く認知しリスクを低く認知→過冒険を提供→リスクを高く能力を低く認知し最適冒険になる

3.学習スタイル・段階

3.1.学習ピラミッド(National Training Laboratories Institute)
1)聞く(5%)
2)読む(10%)
3)視聴覚(20%)
4)デモンストレーション(30%)
5)ディスカッション(50%)
6)シミュレーション(75%)
7)ティーチング(80-90%)
8)受動的学習(聞く、読む、視聴覚、デモンストレーション)
9)能動的学習=参加型学習=ワークショップ(ディスカッション、シミュレーション、ティーチング)

3.2.学習段階(B.ブルーム)
1)記憶:知識の獲得
2)理解:獲得した知識の説明
3)応用:獲得した知識を活用し問題解決
4)分析:いくつかの知識を統合し問題解決
5)評価:評価基準を生成し問題解決の結果を評価
6)創造:新たな概念を生成

3.3.学習者モデル(P.ニコライゾフ)
1)意識的有能→ティーチング、アシスタント→半意識的有能
2)無意識的有能→ロジック、ハウツー→意識的有能/不適切な支援無意識的無能
3)意識的無能→繰り返し学習、適切なフィードバック→意識的有能4)無意識的無能→同僚からのフィードバック、失敗体験→意識的無能
5)半意識的有能→パフォーマンスの自動化→次の学習段階

3.4.野外指導者発達モデル(M,ワグスタッフ,2006)
1)レクリエーター:野外指導が自己の楽しみ中心
2)ダブラー:野外指導の経験があり自信があるが自己の満足が中心
3)テクニシャン:野外指導者のプロフェッショナルの入口
4)メンター:野外指導者を育成できるレベル
5)キャリアプロ:生涯その業界が認める野外指導者

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