山のトイレ

1.排泄物の問題
1)景観的インパクト
・排泄物、トイレットペーパー
・用を足している姿
2)物理的インパクト
・水源へのインパクト
・他のビジターの健康へのインパクト
・野生動物へのインパクト 
3)安全
・野生動物との遭遇

2.尿の処理
1)水源から十分に離れる
2)他のビジターへの景観的配慮
3)野生動物との遭遇(塩分)
4)流れが早く十分に大きい沢や海洋では直接水源にした方がインパクトは低い

3.便の処理

3.1.指定のトイレ
1)ルートにトイレいがあるときはできる限り指定のトイレで用をたす。
2)携帯トイレの指定地では、公園のルールに従う。

3.2.キャットホール
1)深さ20cm、直径10cm
2)水源から60m離れる
3)便に黒土を被せ枝で攪拌する
4)トイレットペーパーは持ち帰る
5)利用頻度の高いサイトではキャットホールを選択しない

3.3.トイレを集中する場合(野外トイレの設置)
1)キャットホールの数に限界がある場合
2)一箇所に長期間滞在する場合
3)メンバーが自立して便の処置ができない場合
留意点
1)野外トイレは潜在的にインパクトが大いきため安易に選択しない
2)水源から60m離れ、十分に深い穴を掘る。雨天時に水が流れる場所を避ける
3)テント、幕などで多い、プライバシーを保つ
4)他のグループへのインパクトを避けるために自分のキャンサイトの近くに設置する
5)またがりやすくするために長方形に掘る
6)もし草地の場合、地表を残しておく
7)一回ごとに便の上に黒土をかける(ハエの発生防止)
8)プライバシーを保護するために、使用中のマークを決める
9)便が地表から10cmまで達したら、使用を中止し、土をかける
10)野外トイレの使用をできる限り少なくするために、活動中のキャットホールを推奨する

3.4.海洋環境
1)海水は土壌よりも早く排泄物を分解する
2)海水をトイレットペーパーの代わりに使う

3.5.高所、クライミング、氷河
1)プープチューブ
2)凝固剤
3)消臭剤

4.トイレットペーパー/生理用品

4.1.トイレットペーパー
1)分解性のトイレットペーパーを使う
2)トイレットペーパーを持ち帰る。ただし、環境や遠征期間によっては、トイレットペーパーをキャットホールや野外トイレに埋める方が、衛生的で、環境へのダメージもほとんどない場合もある。
3)トイレットペーパーを燃やすことは、火傷の危険性があるため推奨しない

4.2.生理用品
1)ナプイン、タンポンなどは必ず持ち帰る。野生動物との遭遇を避けるために、二重のビニール袋に入れ、スタッフバックに入れて保管する
2)スペースの少ないタンポンの使用を考える
3)生理中は取り出しやすいところに保管する