野外での衛生管理を理解してウィルスをやっつけよう!
COVID-19対策も、基本は野外指導者の衛生管理テクニックといっしょです。アウトドアテクニックを応用して、COVID-19をコントロールしましょう(アウトドアリーダーデジタルハンドブック9.1.6抜粋)
1.衛生管理の重要性
1)感染症の予防、伝染の防止
2)遠征における持続可能な野外生活
3)エクスペディションビヘイビア
4)指導者としてのロールモデル
2.病原体
2.1.ウィルス
1)特性:
細胞を持たない生物(非生物)、遺伝子情報、感染した宿主の恒常性を破壊、0.1µm
2)例:
インフルエンザ、ノロウィルス、肝炎ウィルス、HIV
3)予防:
殺菌、感染経路
4)処置:抗生物質は効果なし
宿主に長く潜伏
2.1.細菌
1)特性:
単細胞からなる原核生物、増殖、0.5-5µm
2)例:
ブドウ球菌、破傷風菌、サルモネラ菌、大腸菌O157
3)予防:
食べ物の衛生、創の衛生、水の浄化
4)処置:
抗生物質
2.3.真菌
1)特性:
真核生物、皮膚感染、1-10µm
2)例:
カンジダ菌、白癬菌、歯周病菌
3)予防:
接触感染、皮膚の清潔、乾燥、歯磨き
4)処置:
抗真菌薬、一般的に治療が長期化
2.4.寄生虫
1)特性:
単細胞動物、消化性感染、10-100µm
2)例:
ジアルジア、クリプトスポリジウム
3)予防:
経口感染、水の洗浄、排便後の手洗い
4)処置:
抗生物質
2.4.昆虫
1)特性:
病原体を媒介
2)例:
カ、コバエ、ダニ、ツツガムシ、シラミ、ノミ、サシガメ
3)予防:
服装、虫除け、服の洗浄
4)処置
媒介した病原体に基づく
2.5.動物
1)特性:
病原体を媒介
2)例:
ネズミ、コウモリ、キツネ
3)予防:
野生動物との不用意な接触を避ける、水の浄化
4)処置
媒介した病原体に基づく、咬創をハイリスクの創として処置

3.感染の予防
3.1.感染の3要素
1)感染者
2)感染経路
接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染
3)病原体
ウィルス、細菌、真菌、寄生虫
3.2.感染の予防
1)手洗い
調理前、食事前、排便後
2)くしゃみを人に向けない
手でふさがない、肘でふさぐ
3)食べ物、飲みものをシェアしない
水筒、行動食、食事、個人のカップに取り分ける
4)口に入れるもの、肌に触れるものをシェアしない
食器、カトラリー、歯ブラシ、カミソリ、タオル/バンダナ、クシ
5)水の浄化
煮沸、ハロゲン、濾過、紫外線
6)食料の加熱調理
7)食器の殺菌、乾燥
ティッシュ不可
7)食料の保管
ビニールの密閉、ビニールで小分け
8)行動食を手で食べない
9)創の消毒
10)メンバーに感染の疑いがあったらキッチンサイトに入れない
必要に応じてテントを隔離、看病する人を限定・保護
4.水の浄化
4.1.浄化の目的
1)病原体
2)不純物
3)見た目
4.2.浄化方法
4.1.1.分離
1)沈殿:物理的
2)凝固:アルミニウム硫酸塩
3)濾過:セラミック
4.1.2.浄化
1)煮沸
2)紫外線:ステリペン
3)ハロゲン:塩素、ヨウ素
4.3.病原体の浄化方法
1)ウィルス
可:煮沸、ハロゲン
不可:濾過(マスク不可)
2)細菌
可:煮沸、ハロゲン、濾過
3)寄生虫
可:煮沸、濾過、(ハロゲン)
不可:クリプトスポリジウムはハロゲンでは不可
5.体・衣類の洗浄
5.1.体・衣類の洗浄の目的
1)疾病予防
2)精神衛生
3)メンバーへの影響(匂い、見た目)
5.2.環境への配慮
1)水源から60m離れた場所で行う
2)体の洗浄は人目につかない場所で行う
3)水源で行わない
・富栄養化による物理的インパクト
・泡などの景観的インパクト
・水源への異物混入による法的問題
5.3.体の洗浄方法
1)2リットルもしくはそれ以上の水、またはぬるま湯
2)水で体を濡らす
3)無添加洗剤で洗う
4)水で体を流す
5)可能であれば2人組
6)水源の中で体を洗わない
5.4.衣類の洗浄方法
1)鍋に水、またはぬるま湯
2)鍋の中で無添加洗剤で洗う
3)できるかぎり衣類の泡をとる
4)鍋に新しい水を入れて、衣類をすすぐ
5)衣類をできるかぎり脱水する。
6)乾燥する
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