WMTC資格
WMTCでは、野外救急法の実践ガイドライン(SOP)に基づき、Wilderness Basic Life Support:WBLS、Wilderness First Aid:WFA、Wilderness Advance First Aid:WAFA、Wilderness First Responder:WFRの資格を提供しています。また、WFR資格を更新するためのWFR更新コース、WFAからWFRにグレードアップするためのWFRブリッジコースを提供しています。それぞれの資格は、講義の含まれるスタンダードコースと、事前学習により実地研修を最短にするハイブリッドコースの2種類からなります。それぞれの資格には、3年を上限として有効期限があります。
資格タイプ
Wilderness Basic Life Support(WBLS):レスキューと通信可能であり、1時間以内にレスキューが確実に到着する、主としてフロントカントリーの野外指導で用いる野外救急法です。野外状況におけるベイシックライフサポートと、四肢の固定が含まれています。
Wilderness First Aid(WFA):レスキューと通信可能であり、12時間以内にレスキューが到着する、主として日帰りの野外指導で用いる野外救急法です。野外状況における包括的な傷病の評価と処置(含む避難計画)が含まれています。
Wilderness Advance First Aid(WAFA):レスキューと通信可能であり、12時間以内にレスキューが到着しない可能性のある、主として数日間の野外指導で用いる野外救急法です。WFAに加え、長期間のケアが必要な傷病の処置が含まれています。
Wilderness First Responder(WFR):レスキューと通信不可能であり、12時間以内にレスキューが到着しない可能性のある、主として数日間の野外指導で用いる野外救急法です。WAFAに加え、傷病者の搬送技術が含まれています。
コースタイプ
スタンダードコースは、レクチャー、スキルラボ、シミュレーション、ケーススタディが含まれる、包括的なコースで、すべて実地研修で行います。このコースは、はじめて野外救急法を受講する生徒や、事前学習の時間が十分にない生徒にとって適しています。
ハイブリッドコースは、デジタルハンドブックや、ホームページの情報を用いて、事前に学習し、オンラインテストに合格した生徒のみが、実地での実践コースに参加することができます。PCか専用のテストのサイトにアクセスする必要があり、もし、自己学習を望み、PCの使用に慣れており、スタンダードコースに参加する時間のとれない人にむいています。
WFR更新コース:WFR、WAFA資格を更新するための2日間のコースです。資格が期限内であることと、事前にオンライン学習・オンラインテストの合格が必要となります。
WFRブリッジコース:WFA(もしくはWMAのWAFA)からWFRに移行するための4日間のコースです。WFAが期限内であることと、事前にオンライン学習・オンラインテストの合格が必要となります。
日程
コースタイプ | WBLS | WFA | WAFA | WFR | WFR更新 | WFRブリッジ |
スタンダード | 1日 | 3日 | 5日 | 9日 | – | – |
ハイブリッド | – | 2日 | 3日 | 5日 | 2日 | 4日 |
※ハイブリッドには全てオンライン学習・オンラインテストが含まれます。
※オンラインテストは3回まで再テストを行うことができます。3回不合格になると、コースを受講することはできません。
※別途野外救急法デジタルハンドブック($25)の購入が必要です。一度購入すると半永久的に無料で更新できます。