WMTCスポンサーコース

はじめに

このページは、資格取得コースから、短期間のアウェアネスコースまで、WMTCの野外救急法コースの主催を計画されている方に情報を提供します。もしこのページの情報で不明な点がありましたら、お気軽に事務局までご連絡ください。WMTCのコースは、非常に柔軟なカリキュラムなので、みなさんのご希望に応えたコースのデザインが必ずできます。

契 約

まずは、スポンサー申請書に記入の上、株式会社backcountry classroom(以下BC Inc.)事務局に、e-mailかfaxでお送りください。その後、2週間以内に、事務局から、申請書の内容について、e-mailかお電話を差し上げます。最終的に、コースのタイプ(スタンダード/ハイブリッド/アウェアネス)、日程、契約料を合意の後、事務局よりBC Inc.との契約書を2部送ります。そのうち、1部にサインの上、事務局に返送していただき、正式にコース開催が決定します。スポンサーの申請は、コースの3ヶ月前までとします。コースの3ヶ月前を過ぎても申請をつけつけますが、経費がかかったり、ご希望に添えないことがありますので、ご了承ください。
スポンサー申請書(.xlsx)
スポンサー申請書(.pdf)

キャンセル料

主催団体の都合により、コースを中止した場合、以下のキャンセル料が発生します。キャンセル料は、後日事務局より請求書を電子ファイルでお送りします。支払いは請求書の日付から2週間以内に、指定の銀行口座に支払わなければなりません。自然災害等によるコース中止の対応は契約書に記載してあります。
30日前から14日前まで   契約料の30%および運営費実費
14日前から3日前まで    契約料の50%および運営費実費
3日前から当日       契約料の100%および運営費実費

支払い

コース終了後、事務局より請求書を電子ファイルでお送りします。支払いはコース開催の翌月末までに、指定の銀行口座に支払わなければなりません。振込期限に遅れると、1日につき契約料の1%の遅延料を請求いたします。

コース参加費

主催者は、コースの参加費を自由に決めることができます。コース開催の形態に合わせ、契約料以外に、宿泊、食事、施設利用、広報、輸送などにかかる費用を十分に検討し、コース参加費を決定してください。

広報

主催団体は、あらゆる広報媒体に、コースの宣伝をすることができます。WMTCは、次の方法で、みなさんのコースの宣伝をお手伝いします。
1) WMTCロゴ
WMTCのロゴを、契約成立後、コースの広報に限りご活用ください。
2) WMTC日本語サイト
WMTCの日本語サイトのコーススケジュールのページにコースを掲載し、主催団体の専用サイトへのリンクを設定します。
3) WEAJ共催
Wilderness Education Association Japan (WEAJ)に共催を申請し、これが了承されると、WEAJのメンバーへのニュースレター、WEAJホームページ、及びWEAJのFacebookに加え、国内の野外教育関連学協会に広く広報することができます。ただし、WEAJに団体分担金として1万円の支払いと、WEAJ有資格者に対し、5000円/人の割引が必要になります。詳しくは、WEAJにお問い合わせください。

講師の旅費

主催者は、講師の旅費について責任を持たなければなりません。宿泊は、主催者が準備するか、担当の講師が手配します。後者の場合、後日請求書にて実費を請求します。宿泊費は、宿泊施設のグレード、曜日、季節により大きく変動しますので、できる限り主催者が手配することをお勧めします。交通費は、開催地に応じて、自動車、電車、航空機、船舶のいずれかで、最も経済的な方法を選択し、後日実費を請求します。電車、航空機の場合、別途備品の郵送費も発生するため、これらも合わせて実費を請求します。航空料金について、予約時期によって、料金が大きく変動しますので、できる限り早く、コースを計画することをお勧めします。

参加者対応

コースの参加者からの質問について、もし不明な点があれば、WMTCの日本語サイトを参照するように説明してください。もしサイトを見ても分からない場合は、不確かなものは回答せずに、参加者に直接、事務局に連絡するように指示してください。

宿泊、食事、持ち物、服装、気候、集合、解散などの基本的な質問は、主催団体が回答してください。以下、コースに参加するために、参加者が個別に必ず必要な持ち物です。それ以外の持ち物は、会場、季節、地域に応じて、主催団体の責任で指示してください。
・Tシャツ2枚、長袖シャツ2枚、長ズボン2着、ハイキングソックス1組。これらは実技で汚れたり、破れたりする可能性があります。また、Tシャツの1枚はTシャツロールを作るために裁断します。
・シミュレーションのときに、ズボンの下にはく水着、スパッツ。
・バックパック(30−45リットル)、水筒(口の広いものが適している)、筆記用具。講師は、板書に黒、赤、青のマジックを使うため、同じ、黒、赤、青の3色のボールペンがあるとよいでしょう。
デジタルハンドブック。参加者の全員が事前に購入し、各自のスマートフォンか、タブレットに保存し、持参する必要があります。

教室及びシミュレーション環境

教室は、参加者全員が十分に入ることのできる広さで、全員分の机とイスは必要です。さらに、雨天時に実技の一部を屋内で行う場合があるため、ある程度ゆとりがある教室が望ましいです。また、縦90cm×横180cm程度のホワイトボードが必要です(黒板は不可)。さらに、縦120cm×横60cmのポスター6枚を教室内の壁、もしくは窓に掲示します。壁もしくは窓に固定する方法は、教室の仕様に合わせますが、通常はガムテープで留めています。もしガムテープが使えない教室の場合、代替の方法を準備してください。教室内のコンセントが、ホワイトボードから遠い場合、十分な長さの延長コードを準備してください。

コース中の多くのクラス(実技、シミュレーション等)を屋外で行います。屋外のサイトは、できる限り、様々な自然環境(岩、林、坂、水辺環境)があることが理想的です。また、屋内の教室から、数分でアクセスできることが望ましいです。また、シミュレーションでは、傷病者役の人に、傷病のメイクをするので、公園などの常時人の多い場所はあまり適切ではありません。

野外装備の提供

すべてのコースで、以下の野外装備を用います。もし主催団体や、参加者が野外の専門家の場合、各自準備していただいた方が、備品を輸送費を削減することができるとこもあります。
【すべてのコース】
・スリーピングバック 1つ/2人
・ロールマット 1つ/2人
・青シート、タープ等(180cm×240cm以上) 1枚/2人
【WFRコース】
・ハイキングポール  1セット/2人
・スノーシュー 1セット/9名
・ガイドロープ(8mm)orクライミングロープ(9-11m) 30m以上 1本/9名

コースの準備・運営

【すべてのコース】
・コースの広報は団体の責任で行ってください。広報は、参加者を得るために、極めて重要な作業です。WMTCの日本語サイトに、掲載するだけでは、期待される集客は見込めません。みなさんの団体の特性に応じて、適切な時期に広報を開始してください。
・コースの講師と連絡をとり、サイト、装備、宿舎、アクセス等の情報を交換してください。
・BC Inc.からの装備を、担当講師が到着するまで保管してください(講師が車で持参する場合はその限りではありません)。
・参加者に、持ち物の情報を含んだ、実施要項を送ってください。WMTCと担当講師にも同様のものをeメールで送ってください。
・もし、コースに必要な一部の野外装備を自前で準備する場合、事前に状態や数量を確認してください。
・WMTCの参加者フォームを事前に送るので、参加者の必要事項を記入し、事務局に提出してください。
・もし主催団体の担当者が変わる場合、速やかにBC Inc.に連絡してください。

【ハイブリッドコース】
・ハイブリッドコースは、事前に自己学習し、オンラインテストをパスできないと、実地研修に参加することができません。さらに、その参加者の参加費は、実地研修に参加できない場合も、オンラインテストが有料のシステムを使っていることと、WMTCの講師から個別指導があるため、返金することができません。これは、主催団体と参加者の信頼関係に、ときとして大きなダメージを与える場合ばあります。そのため、主催団体は、ハイブリッドコースの仕組みを参加者に確実に伝え、参加者の自己学習とオンラインテストをサポートする必要があります。
・オンラインテストの〆切をWMTC日本事務局と協議し、決定します。テストの〆切は通常実地研修の1週間前にします。最後のテストをパスできなかった生徒がいたら、残りの期間に講師が電話やeメールで個別指導をし、最後のテストを受けられるように設定します。また、参加者の野外救急法に関する知識にもよりますが、初めて学習する人の自己学習の時間の目安はWFAで8-12時間、WFRで30-60時間かかります。そのため、参加者に対し、十分な時間をとって、学習を開始してもらう必要があります。
・自己学習には、WMTCのデジタルハンドブックが必要です。参加者に対して、デジタルハンドブックの購入のサポートをしてください。
・オンラインテストの〆切に前に、参加者に対して、個別に自己学習とオンラインテストの進行状況を確認します。必要であれば、学習支援をしてください。
・万が一、参加者がオンラインテストにパスできず、実地研修に参加できなかった場合、WMTC及び、BC Inc.はいっさいのクレームを受け付けることができません。
ハイブリッドWFAコース専用サイト
ハイブリッドWFRコース専用サイト

【前 日】
・講師は、教室のポスター掲示、備品の組立、配置、及びシミュレーションサイトの下見をするために、原則、前日に現地に到着します。これらの施設に前日に入れるように手配してください。もし前日に入ることが不可能な場合、お気軽にご相談ください。
・もし、主催団体が宿泊先を手配した場合、講師がスムーズにチェックインできるよう、サポートしてください。
【一日目】
・コースのオープニングをコーディネートしてください。参加者の受け入れ、講師の紹介、利用上の諸注意は主催者の責任で行ってください。
【コース中】
・コースの進行状況を確認し、指導内容に問題があるようであれば、早めにインストラクターに申し出てください。
・シミュレーションや実技の写真をできる限りとって、主催団体の広報や記録に役立ててください。
・もし参加者に、病気やけが人が出たら、救護を行ってください。また、緊急時の避難は、主催団体の責任で行ってください。
・主催団体の担当者は、コース中常にいる必要はありませんが、リスクマネジメントのために、できる限り、帯同することを推薦します。
【最終日】
・生徒の修了式には必ず参加してください。
・コースのクロージングをコーディネートしてください。
・教室や装備の片付けを手伝ってください。
【コース後】
・インストラクターに対して、簡単なフィードバックを行ってください。
・BC Inc.に、eメールか電話で、コース終了の報告と、簡単なフィードバクをご連絡ください。
・参加者のコース評価シートは、後日、主催団体にPDFでお送りします。

コース契約料及び必要経費

【契約料】(税別)
スタンダードWFAコース(3日間) 210,000円(6人)+30,000円/人〜300,000円(9-18人)
スタンダードWAFAコース(5日間) 350,000円(6人)+50,000円/人〜500,000円(9-18人)※2023年非契約
スタンダードWFRコース(9日間) 630,000円(6人)+90,000円/人〜900,000円(9-18人)※2023年非契約
ハイブリッドWFAコース(2日間) 190,000円(6人)+20,000円/人〜250,000円(9-18人)
ハイブリッドWAFAコース(3日間) 260,000円(6人)+30,000円/人〜350,000円(9-18人)※2023年非契約
ハイブリッドWFRコース(5日間) 400,000円(6人)+50,000円/人〜550,000円(9-18人)
ハイブリッドWFRブリッジコース(4日間) 300,000円(6人)+40,000円/人〜420,000円(9-18人)
アウェアネスコース(半日〜2日)100,000/日×日数(2人〜30人)

【公認料】

※2022年2月より始まった円安により、しばらくの間公認料を値上げせざるをえない状況です。何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

スタンダードWFAコース(3日間)5,000円/人
ハイブリッドWFAコース(2日間)7,500円/人
ハイブリッドWFRコース(5日間)9,000円/人
ハイブリッドWFRブリッジコース(4日間)9,000/人
ハイブリッドWFR更新コース(2日間)7,500円/人

アウェアネスコース(半日〜2日)無料

【追加経費】
輸送費、講師旅費
【保険】
各団体の責任で必ず加入してください。弊社では以下の保険を推奨しています。
保険900円(2-3日)/人、1,200円(5日)/人、1,500円(9日)/人