1日目
・ガイダンス
・傷病者ケア
・防衛反応
・外傷
・↑ICP、ボリュームショック、呼吸不全
・四肢のケガ
・一次救命
・Tシャツロールデモ
・ケーススタディ宿題
2日目
・SOAPノート
・主観的評価、全身所見、バイタルチェック
・外傷シミュレーション1
・四肢の固定
・創の処置
・脊椎評価テスト
・外傷シミュレーション2
・疾病評価
・ケーススタディ宿題
3日目
・脱水症
・熱障害
・低体温症
・溺れ
・アレルギー
・環境、疾病シミュレーション
・評価、まとめ
コース概要
WMTCのコースは、みなさんの、身体的、心理的、感情的に主体的な参加を必要とします。デジタルハンドブックを読んだり、SOAPノートを適切に記録したり、他の参加者とコミュニケーションをとったり、他の参加者を運ぶことがあるかも知れません。シミュレーション、スキルラボ、デモンストレーションで、みなさんは傷病者役、救助者役を行うことがあります。そのため、指導者としてふさわしいふるまいをすると共に、シミュレーション用の服の下には、水着や短パンを着用し、他の生徒に配慮するようにしてください。また、コース中にもし危険を感じたら、活動を中止しインストラクターに伝え、安全が確認できたらまたコースに参加してください。コース中のあなたの身体的、感情的安全は、みなさんの責任で守ってください。
コース中に野外で活動することがあります。コースの季節や環境に合わせて適切な服装を選択してください。また、コースを受講するために、切っても良いTシャツとズボンが必要です。また、厚手のハイキングソックスと水筒も必要です。また、筆記用具の中に、SOAPノートをより分かりやすく記録するために、黒、赤、青の三色のペンを準備してください。その他の詳しい持ち物は、必ずコースの実施要項を確認してください。
WMTCは、Wilderness Medical Society(野外救急協会)と、National Association of ESM Physicians(全米救急救命医協会)のガイドラインに基づき、知識とスキルを提供しています。WMTCは、みなさんが野外でこれらのガイドラインに沿って処置を行うかどうか、責任を負うことはできません。また、それらの処置の実施に対し、許可を与えるものでもありません。みなさんは、業務上の医療責任者(一般的には顧問医師)の許可を受けなければなりません。
もし、WFAのコースを修了したら、WMTCから、修了書と修了カードが付与されます。このカードは、あなたが、コースのすべてのカリキュラムに参加し、ガイドラインに沿った知識と技術をデモンストレーションできたことを証明するものです。それらの知識をスキルが維持できているか証明するものではありません。コース修了時の知識とスキルの維持は、みなさんの責任となります。みなさんは資格の期限内に更新をしなければなりません。
コースに参加するためには、これらの内容が示された、参加同意書にサインしなければなりません。
スキルラボ、シミュレーション概要
一次救命ラボ:傷病者評価システム(PAS)における、全体把握と、主要器官系の安定化を行います。ハサミで切っても良い服を準備してください。CPRの資格はここには含まれません。
四肢の固定:SAMスプリントを使った、固定を行います。Tシャツロールと厚手のハイキングソックスが必要です。ソックスを着ることはありません。
創の処置:豚足を用いて、リアルなハイリスクな創の洗浄と保護を行います。Tシャツロールと厚手のハイキングソックスが必要です。ソックスを着ることはありません。
脊椎評価テスト:野外環境において、脊椎損傷の疑いを除去する方法を行います。
シミュレーション:傷病のメイクをした傷病者役の生徒をつくり、傷病者評価システム(PAS)に従い、処置とSOAPノートの記録を行います。ハサミで切っても良い服を準備してください。