目的:
この医療プロトコルは、野外研修を行う特殊な環境(①医療従事者による処置を受けるために長時間かかり、②長時間にわたり厳しい自然環境にさらされ、③持ち合わせている医療器具に限りがある場合)で、傷病者が最善の処置を受けるために、処置の手順と範囲を示すと共に、みなさんの責任を、参加者、主催団体、弊社、及びあなた自身と共有し、分散するためのものです。
医療プロトコル発動までの手順
(1)問題が起こった場合、現地の責任者に通信機器で報告し、指示に従ってください。
(2)問題が起き、現地に通信器機がない場合、その場に待機し、後続の通信器機を持つ講師、もしくは最後尾担当講師の到着後、(1)のプロトコルに従ってください。
(3)問題が起き、現地に通信器機がなく、特殊な環境にさらされることが判断された場合、以下のプロトコルに従ってください。
医療プロトコル
(1)傷病者に問題と処置の内容を説明し処置を開始する了承を得てください。
(2)過去に受けたことのある応急処置のトレーニングの範囲で処置してください。
(3)現場で考えられる最善の処置をしてください。
処置をはじめなくてよいとき
(1)処置を開始することによって自分及びその他の参加者が決定的な危険にさらされるとき。
(2)明らかに生存の可能性がないとき。
(3)傷病者が正常な精神状態で処置の開始を了承しなかった場合。
処置をやめてよいとき
(1)問題を除去できたとき。
(2)自分よりも医療技能の優れた講師が現場に到着したとき。
(3)処置を継続することによって自分及びその他の参加者が決定的な危険にさらされるとき。
講師サイン:
年 月 日
サイン:
主催団体名: 主催責任者:
サイン:
backcountry classroom Inc. 代表取締役 岡村 泰斗