リーブノートレイスレベル1インストラクター常陸国コース

主 催:株式会社ナムチェバザール
日 時:2026年1月20日(火)-21日(水)900-1800
会 場:OKUKUJI BASE CAMP
対 象:常陸国ロングトレイルに興味のある、もししくは一緒に活動をしたい、アウトドア関係者、アウトドア愛好者など15名
宿 泊:希望者はOKUKUJI BASE CAMPを特別価格1500円で利用できます(テント持参)。

参加申込について

参加費:15,000円(宿泊希望の方は1500円/泊を加算してください。)
登録料:参加費・宿泊費に加え、LNTJの登録料として5000円が必要です。現地で会員種別を説明しますので、参加費と一緒に振り込まれないようご注意ください。
申込方法:インターネットより
支払方法:申込者にお知らせします。
申込締切:2026年1月15日(木)

講師紹介

講 師:岡村泰斗(株式会社backcountry classroom, CEO)
紹 介:2013年に国内で初めて、LNTマスターエデュケーターコース(現在のレベル2インストラクターコース)を開催し、日本のLNTの礎を築く。2021年に世界4番目の国際ブランチとしてNPO法人リーブノートレイスジャパンを設立。現代表理事。
主な資格:
Wilderness Education Association イグザミナー
Leave No Trace L3 インストラクター
Wilderness Medicine Training Center ライセンスインストラクター

Leave No Traceとは

リーブノートレイス(LNT)とは、環境へのインパクトを最小限にしてアウトドアを楽しむために行動基準です。7つの原則からできており、あらゆる環境、活動、対象に応用することができます。現在世界約96カ国のアウトドアレクリエーションコードとして導入されています。

ミッション
環境に対するインパクトを最小限にした責任あるアウトドアの楽しみ方の教育と普及を通じ、将来にわたり全ての人が楽しむことのできる健全な自然環境を維持します。

ゴール
1)LNTを全ての子どもたちに
2)LNTを全ての公園に
3)LNTを全てのアウトドア指導者に
4)LNTをアウトドアを楽しむすべての人に

LNT7原則

原則1事前の計画と準備(Plan ahead and prepare)
・行き先のルールや注意することを知ろう
・悪天候や緊急時に備えよう
・ピークシーズンや混雑する時間帯を避けよう
・できるかぎり少人数のグループで活動しよう
・できる限りゴミが少なくなるようにパッキングしよう
・標識に頼らずに地図とコンパスを使おう

原則2影響の少ない場所での活動(Travel and camp on durable surfaces)
・指定地、岩、砂、雪、乾いた草など頑丈な土地の上で活動しよう
・キャンプサイトは水辺から60m以上離れたところに見つけよう
・よいキャンプサイトは作るのではなく見つけよう
よく使われている場所では
・指定のトレイルやテントサイトを利用しよう
・トレイルがドロドロでも真ん中を歩こう
・キャンプサイトは植生が少ない場所にできる限り小さく設営しよう
ほとんど使われていない場所では
・人が入っていないところではキャンプサイトや歩行を分散させよう
・インパクトが始まりかけた場所は避けよう

原則3ゴミの適切な処理(Dispose of waste properly)
・すべてのゴミや食べかすを持ち帰ろう
・キャンプサイトや休憩場所を離れる時にゴミを確認しよう
・トイレは水辺、テントサイト、トレイルから60m離れたところに見つけよう
・トイレは20cm程度穴を掘って行い、終わったらしっかり埋めよう
・トイレットペーパーは持ち帰ろう
・食器は水辺から60m離れたところで、必要最小限の天然洗剤で洗おう
・食べかすはこし網で取り除こう

原則4見たものはそのままに(Leave what you find)
・文化的、歴史的遺跡は触れずに見るだけにしよう
・石、植物等すべての自然物は置いて帰ろう
・外来生物を運んだり、持ち込んだりするのを避けよう
・木で何かを作ったり穴を掘ったりしないようにしよう
・キャンプサイトはもと通りにしてから出発しよう

原則5最小限のたき火の影響(Minimize campfire impacts)
・できる限りストーブを使うようにしよう
・たき火をするときは焚き火台やマウンドファイヤーを使おう
・たき火の大きさは必要最小限にしよう
・薪には手で折れる程度の落ちている枝だけを使おう
・すべての薪が灰になるまで燃やそう
・灰は完全に消火してからバラまこう

原則6野生動物の尊重(Respect wildlife)
・野生動物は遠くから観察しよう
・野生動物にエサをあげないようにしよう
・食べ物に野生動物が近づかないようにしよう
・ペットはいつもつないでおくか、家に置いてこよう
・子育てや巣作りなどをしている野生動物には近づかないようにしよう

原則7他のビジターへの配慮(Be considerate of other visitors)
・他のビジターの体験の質を保とう
・他のビジターとスペースを譲り合おう
・他のビジターとすれ違うときは登りの人を優先しよう
・キャンプや休憩はトレイルから離れて行おう
・自然を静かに楽しもう

LNTレベル1インストラクター

・レベル1インストラクターコースは、アウトドアの最前線に立つ指導者、管理者のためにデザインされた資格です。例えば、アウトドアガイド、キャンプカウンセラー、施設スタッフ、学校教員などが、訪問者、参加者、生徒に対してLNTワークショップや、日常的な野外指導を通じてLNTを伝える役割を担っています。
・コース中に、LNT7原則の中から特定のトピックスを担当し、参加者自身がティーチングを行います。参加者は、このティーチングやインストラクターからの補足を通じて、LNT7原則の知識とスキルを身につけます。
・レベル1インストラクターコースを通じて、LNTを正く実践し、LNTを効果的に伝えられるようになります。

常陸国ロングトレイル

常陸国ロングトレイルは、関東北端の茨城県北部6市町にまたがる、全長320km(※)のロングトレイルです。山岳地帯に入山したまま長距離踏破を目指すだけのロングトレイルコースではなく、里と山を繰り返し訪れながら多様な地形や眺望、歴史的遺構をつないで歩くことのできる
「里山・地域・環境」トレイルです。

2025ハイブリッドWFRつくばコース

・非医療従事者が取得できる最上位の野外救急資格です。
2025インストラクターコース前の最後のWFRコースです。
・筑波山にて実践的なシミュレーショントレーニングを行います。

野外指導を繰り返し行う意思のあるもの、つまりガイド、インストラクターからボランティアリーダーに至るまで、事故が発生した時には救助の義務を負います。また、クラブのリーダーや顧問など、参加者に対して支配的な立場にあるものにも救助の義務が生じます。その時に救助をしたかどうかだけでなく正しく救助できたかどうかも問題となります。刑法35条正当行為では、国際的な基準を満たしている野外救急法の沿って行った評価と処置により問題を除去できなかったとしても救助者の過失は問われません。また、刑法37条緊急避難により、野外状況でやむを得ずした処置に対しても救助者の過失は問われません。野外救急資格は、皆さんが野外指導を続けていくために、皆さんを法的に防衛する唯一無二のツールです。

野外救急法とは、医療従事者に引き継ぐまでに長時間有し、長時間自然環境に曝露され、野外で限られた装備で処置を行う応急処置の技術である。Wilderness First Aid(WFAワーファ)とは、通信手段があり、24時間以内にレスキューが到着する野外状況に対応した技術であり、一方、Wilderness First Responder(WFRウォーファ)とは、通信手段がないため、傷病者の搬送や、長時間放置しておくことができない問題への処置が含まれた技術です。野外では、計画上は通信手段があったり、1日以内にレスキューが来る範囲であっても、天候、機器の故障、道迷い遭難などで、WFRが必要な野外状況に陥る可能性を無視してはならない。

ハイブリッドコースは、すべての講義をオンライン学習で行うことにより、通常9日間かかるスタンダードWFRコースを5日間の実技研修のみに短縮できます。9日間の時間がない方、自分の好きな時間に計画的に学習することが得意な方、オンラインの操作に慣れている方におすすめです。一方で、自主学習が得意でなく、教師から直接レクチャーを受けた方が身に付く方は、事前学習がなく、すべての講義をコース内で行うスタンダードコースをご検討ください。

オンライン学習専用サイト

1.主 催:株式会社backcountry classroom
2.日 時:2025年12月9日(火)13:00-12月13日(土)12:00
※終了時間が若干延長することがありまので、余裕を持った計画をお願いします。
3.場 所つくば市豊里ゆかりの森宿舎あかまつ荘
※宿泊は、5人のドミトリータイプです。各部屋にシャワー、トイレ、簡易キッチンがついています。
※つくばエクスプレス研究学園駅より、タクシー5分
※会場には無料駐車スペースがあります。
4.参加者最少4名〜最大18名
5.講 師:WMTCリードインストラクター及びアシスタントインストラクター若干名
6.資 格WMTC WFR
※通信手段のない、数日間の野外トリップ指導者に必要な資格です。長期間の傷病者ケアや搬送法と、より広範囲な環境・疾病の問題の評価と処置を身につけることができます。資格の詳しい内容についてはWMTCのウェブサイトをご確認ください。
7.参加費:一般78,000円/学生58,000円(公認料、保険料、教材費、指導料、宿泊等)
※WEA有資格者は5,000円割引いたします。
※コース中の食事は各自準備してください。周辺には大型スーパーが多数あります。
※別途野外救急法デジタルハンドブック($25)の購入が必要です。受講にはデジタルハンドブックを保存したスマートホン、もしくはタブレットの持参が必要です。
※通学される方は宿泊料18,000円差し引きますが、課題等多いため、茨城県県南、県西地区在住の方以外はできる限り宿泊されることをお勧めいたします。
※敷地内にはキャンプ施設(550円/泊)もあります。宿泊費を削減したい方は、各自予約してください。つくば豊里ゆかりの森
8.支 払:常陽銀行大穂支店(普)1452446 カ)バックカントリークラスルーム
9.締 切:2025年11月21日(水)18:00まで
10.コース概要コースシラバス
11.持ち物:野外活動に適した服装一式(特に防寒対策は念入りにお願いします)、破ってもよいTシャツ1着(綿可)、長ズボンの下にはく水着もしくはスパッツ、レインコート、運動靴、水筒、タオル、筆記用具
12.留意点:保険に関しまして、全員東京海上日動の国内旅行保険に加入します。死亡後遺症400万円、入院6000円×日数、通院4000円×日数、賠償責任3000万円、捜索150万円、携行品0円です。補償内容が不足する場合、各自の責任で追加して保険に加入してください。

オンライン学習は、実地研修を受けるために必ず理解しておかなければならない学習内容が含まれています。参加費の振込を確認できた参加者に、オンライン学習のログイン情報をお送りします。野外救急法の知識がない方の目安の学習時間は、30-60時間です。そのためできる限り早めにオンライン学習を開始されることをお勧めします。

オンラインテストは、オンライン学習と同時に受験することができます。ただし、80%に満たない場合、再試験となり、2回まで再受験可能です。もし3回目の試験で80%を満たなかった場合、WMTCの日本支部(info@backcountryclassroom.jp)までご連絡ください。インストラクターよりフィードバックを受けた後、もう一度だけ再受験が可能です。4回目の試験で80%を満たせない場合、実地研修を受講することができません。

詳しくは、オンライン学習専用サイトをご確認ください。

当日お気をつけてご参集ください。お会いできるのを楽しみにしています。