コース概要
アメリカと日本の学生がコラボレーションする夢のようなWEAコースです。コースの前半の3日間は国内でWEAのカリキュラム、指導法を理解する合宿を行い、日本人のチームビルディングと、アメリカでのコース参加の準備を行います。アメリカでは、ウェストキャロライナ大学の野外専攻学生を加え、5日間アパラチアントレイル遠征を含む、WEAコースを行います。コースでは、WEAのOTCLと、LNTのトレーナーの資格を取得することができます。またコースの最後にウェストキャロライナ大学を見学し、スケールの違うアメリカの大学に触れることもできます。単に野外のスキルアップ、資格取得だけではない、一生に一度、唯一無二の体験を手に入れてください。
実施概要
主 催:一般社団法人Wilderness Education Association Japan
運 営:Western Carolina University/backcountry classroom Inc.
集 合:2022年9月13日(火)茨城県つくば市豊里ゆかりの森
解 散:2022年9月24日(土)成田/羽田空港もしくは各自希望国際空港
※帰着は原則各自で国内の国際空港便を手配しますが、現地での出国に不安のある方は事務局がサポートし成田/羽田解散となります。
対 象:野外指導者を志す学生、大学院生、若手指導者(最少催行5名)
※プレフェッショナルの野外指導者の方も、なかなかできない体験ですので、アプレンティスとしてご参加いただけます。
指 導:
リードインストラクター:Andrew Bobilya(Western Carolina University教授)
アシスタントインストラクター:Taito Okamura(backcountry classroom Inc.代表)
ゲストインインストラクター:Mark Wagstaff(元Radford University教授)
費 用:150,000円(食費、施設利用料、輸送費、指導料、テキスト、教材、資格登録料)
※航空券は原則個人手配となります。航空券の購入、海外旅行の準備は事務局でサポートします。
※海外旅行保険は個人の責任で必ず加入してください。
※参加費には、テキスト(Outdoor Leader Digital Handbook)OLTCパッケージの代金が含まれていますが、COL、COEパッケージには別途追加費用がかかります。
※アプレンティスとして参加する方は、100,000円となります(除く指導料、資格登録料)。ただし、OLTC、LNT資格は取得できません。学生の方は、アプレンティスとして参加することはできません。
〆 切:2022年7月14日(木)
申 込:インターネット
支 払:Paypalにてご請求いたします。
※半額ずつの分割も可能ですのでご相談ください。ただし覚書書が必要となります。
問 合:info@backcountryclassroom.jp
コースデザイン
プレコース
国内で事前合宿を行い、WEAカリキュラム・指導法の理解と、日本人チームの団結を高めます。アプレンティスとして参加する方は任意です。
日数 | 日付 | 場所 | 内容 |
DAY1 | 9月13日 | つくばゆかりの森 | ガイドダンス SPEC LOD |
DAY2 | 9月14日 | つくばゆかりの森 | スチューデントティーチング -装備&服装 -バックパッキング -キッチン&クッキング -健康&衛生管理 WEAJポートフォリオ LNTJ登録 |
DAY3 | 9月15日 | つくばゆかりの森 成田空港 | 成田空港に移動 出国 |
メインコース
アメリカの学生とグループを作り、5日間のアパラチアントレイル遠征を含むWEAコースを行います。コースはWEA_OLTCとLNTトレーナーのカリキュラムに基づきます。
日数 | 日付 | 場所 | 内容 |
DAY3 | 9月15日 | アッシュビル空港 WCUキャンプ場 | リフレッシュ |
DAY4 | 9月16日 | WCUキャンプ場 | オープニング テントグループ/クッキンググループ ティーチング担当 レッスンプラン |
DAY5 | 9月17日 | WCUキャンプ場 トレイルイン | 遠征準備・パッキング ハイキング スチューデントティーチング LNT |
DAY6-8 | 9月18日 -20日 | アパラチアアントレイル | ハイキング スチューデントティーチング LNT リスクマネジメント |
DAY9 | 9月21日 | トレイルアウト WCUキャンプ場 | 装備片付け シャワー・リフレッシュ バンクェット |
DAY10 | 9月22日 | WCUキャンプ場 WCU | 360評価 修了セレモニー クロージング キャンパスツアー |
DAY11 | 9月23日 | アシュビル空港 | アシュビル空港に移動 出国 |
DAY12 | 9月24日 | 成田/羽田空港もしくは 各自希望の空港 | 解散 |
資格
WEA Outdoor Leader Training Course(OLTC):WEAのプロフェッショナルパスへの基本資格となるCertified Outdoor Educator(COL)のスキルアップを目的としたコース。COL取得コースにスムーズに接続できます。詳しくは専用サイトへ。
LNTトレーナー:LNTの7原則を理解し、教育できる職能資格。LNTワークショップを開催することができます。詳しくは専用サイトへ。
装備
登山に適した服装一式(コース中洗濯は可能ですがある程度の日数分を持参してください)、レインコート、スリーピングバック&パッド、食器、バックパック60リットル以上、登山靴、運動靴(テントサイトシューズ)、ヘッドランプ、換え電池、水筒(1リットル)2本、ガイドロープ(8mm20m+)、スリング(60cm)4本、スリング(120cm)2本、カラビナ(スリング用)6、安全環付カラビナ2、ハイキングストック、デジタルハンドブック(スマートフォンもしくはタブレットに保存)
講師紹介
Andrew Bobilya(アンドリュー・ボビリア)
Western Carolina UniversityのExperiential and Outdoor Education (EOE)プログラム教授。アメリカの野外で最も権威のあるAEEの理事や、Journal of Outdoor Recreation, Education and Leadershipの編集長を務めるなど、学術分野でもリーダーシップを発揮。また、ベンチャー企業である2nd Nature TREC(Training, Research, Education and Consulting)を設立し、広く民間にして野外コースを提供するなど、アメリカの野外の次世代のリーダー。
Mark Wagstaff(マーク・ワグスタッフ)
Radford University教授として、長年WEAコースを指導するも、2021年に退職。2013年には日本の野外指導者に対して、WEAアパラチアンコースを指導するなど、WEAJの設立にも多大な貢献を残す。1993年WEA Frank Lupton Service Award、2006年WEA Instructor Award、2012年WEA Organizational Award、2015年WEAJ Outstanding Wilderness Educator Awardを受賞するなど、名実共にアメリカの野外を代表する指導者。
Taito Okamura(岡村泰斗)
backcountry classroom Inc.代表。Wilderness Education Association JapanおよびLeave No Trace Japan創設者。国内で、WEA、LNT、WFA/WFRなどの国際資格コースを幅広く提供。2015年WEA Outdoor Educator Award、2016年WEAJ Instructor Award、2019年WEAJ Outstanding Wilderness Educator Awardを受賞するなど、国内の野外研究、実践を代表する指導者。