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International Mt. Fuji Hiking
LNTJカンファレンスゲンストと一緒に富士山に登ろう!
日 程:2023年6月7-8日
集 合:1)7日1800日本YMCA同盟東山荘
2)8日400富士宮五号目登山口駐車場
解 散:1600-1700富士宮五号目登山口駐車場※時間は参考状況により変更します。
ゲスト:
ブレンドン・チー(マレーシシア)
リト・デ・ビテルボ(フィリピン)
ライアン・バトラー(モンタナ, US)
ダマイ(中国)
ガイド:岡村泰斗(JMGA MGⅡ)
対 象:世界の野外指導者と交流を深めたい方、残雪の富士登山に興味がある方、バクと一緒に山に行きたい方などなど若干名。
費 用:無料(東山荘に宿泊する方は約7000円)
申 込:5月31日までに事務局までご連絡ください(info@backcountryclassroom.jp)
備 考:
・交通手段について、公共の交通機関はありません。自家用車を運転できる方、もしくはどなたかに送迎、便乗できる方のみ対象とします・
・登山には一般的な登山装備、服装に加え、アイゼンが必要です。お持ちでない方は無料でレンタル可能です。
リーブノートレイス
解説:学習ピラミッドに基づくと、話をきくは5%、ホワイトボードを読むは10%、視聴覚機器による学習は20%です。それに対して実際に体験してみるは75%の学習内容の定着が期待できます。
解説:現地のルールや規則に従って活動を計画することは、事前の計画と準備でとても重要です。リーブノートレイスのテクニックを使っても、禁止されている行為をするべきではありません。
解説:インパクトの受けにくさの目安としては、乾燥していればいるほど、インパクトを受けにくいと考えることができます。岩と砂は全く同じ物質ですが、岩は一度傷が残ると後が消えにくいため、砂の方がインパクトが少ないといえます。
解説:腐食層や黒土が便の分解を促しますが、20cmより浅いと動物が糞食をする可能性を高めます。穴の深さは必ず20cm以上ほり、黒土を入れば、持ち帰る必要はありません。
解説:一つぐらい持ち帰っても生態系に全く影響がありませんが、それが何万人、何十万人も繰り返されたときに、決定的なダメージとなる影響を、アキュミュレイトエフェクト(累積効果)と言いいます。
解説:影響の少ない焚き火のポイントは、地面に焼け跡を残さない、地面に熱を伝えないことです。両方を満たす方法が、シート(耐熱性である必要はありません)の上に土を持って行うマウンドファイヤーというテクニックです。
解説:人間の餌を狙う習性があるトビは、三浦半島から湘南エリアに集中しています。つまり、この地域のビジターがトビに餌をあげる、もしくはビジターが食料をしっかり管理せずにトビにとられるなどの行動が、特定の地域のトビに人間は餌を持っているという習性を作ったと考えらます。
解説:不快に思うことは、人ぞれぞれです。上記の3つの行為も不快に思う人もいれば、思わない人もいます。つまり、自分が良いと思っている行動も、人に不快に映るかもしれません。他のビジターの体験の質を配慮し、インパクトの少ない振る舞いを心がけます。
解説:LNTトレーナーでも、コーポレートメンバー以上の会員ランクで、商標の商用利用も可能です。トレーナーコース(2日間)をするためには、マスターエデュケーター資格が必要です。
解説:LNTはルールではなくエシック(倫理)です。倫理感は人ぞれぞれで、それを押し付けることはできません。みなさんがLNTを実践し、それがステキなエシックだと思えば、自然と人はついてきます。LNTで人を注意する、押し付けるのではなく、みなさんがLNTを実践することが、最も重要な普及の方法です。
海浜救急
解説:事故が起こる原因は危険因子といい、環境、指導者、参加者、プログラムに分類することができます。それいぞれの危険因子をマネジメントできない時に事故が起こります。
解説:一つの危険因子をマネジメントできず、危機状態(ペリル)になり、さらなる危険因子もマネジメントできず、最終的に事故になる現象をリスクのドミノ倒しと言います。まず中学生、個人参加というリスクを取ったのであれば、それに対するマネジメントが必要になります。
中学生、個人参加、岩場などの危険因子を受け入れ、事故がおこならないようにシステムを作るリスクマネジメントを「リスクの保有」と言います。一方、中学生、個人参加、岩場などを禁止し危険因子をとらないリスクマネジメントを「リスクの排除」と言います。いずれもリスクマネジメントですが、プログラムの内容、スタッフの技能により総合的に判断します。
解説:救助の最初に段階として必要なことは「問題の同定」「救助者の安全確保」「救助資源の把握」といった「全体把握」です。もし転落者に問題がなければ、リスクを冒して救助を開始する必要はありません。
解説:水中にいる人の異変に気づいたら溺水の可能性を考え、その行動を注視するとともに、溺水と判断したら、直ちにレスキューを開始しましょう。
解説:海の事故は、毎年1500件程度発生し、600人以上の人が死亡、もしくは行方不明となっています。これは山岳事故の死者、行方不明者と比べると2倍以上の人数であり、事故発生件数あたりの死者、行方不明者の割合では5倍程度です。
解説:主要三器官系のうち、重要度が高いものが呼吸→循環→神経です。仮に呼吸が安定していても、意識があれば筋力で自分で脊椎固定できます。
解説:脈が早く弱い、顔色が青白いということは、循環器の問題であることがわかります。呼吸が早くなるのは、循環器の問題により十分な酸素環流ができず、体内により酸素を取り込もうとする二次的な反応です。上記の選択の中から循環の問題は、ボリュームショックだけです。
解説:局所に注入された毒が原因により、呼吸に問題があるのはアナフィラキシー(全身急性アレルギー反応)を疑います。現地でエピネフィリン、抗ヒスタミンがない場合できることは、呼吸の確保だけです。
解説:以下に医療知識、技術が高い参加者いたとしても、その人に救助の義務は発生しません。現地にいない団体代表は、事故を起こしたスタッフの使用者責任が発生します。無償の大学生ボランティアといえども参加者に対して支持する立場にいれば(支配的関係)、救助の法的義務が発生します。
海洋リテラシー
解説:現在の地球の軌道では、二酸化炭素がなければ、全球凍結となります。水が液体で存在し続ける条件として、二酸化炭素の「温室効果」が必要です。二酸化炭素を単に良くない物質と考えず、包括的な視点が必要です。
解説:今日の地球上の全ての生命の維持に酸素が必要ですが、原始地球に酸素は存在しませんでした。原始海の中で、シアノバクテリアなどの光合成細菌が現れ、水と二酸化炭素から、糖と酸素を生成したことが、生命誕生につながりました。
解説:グリーンランドや南極の氷を調べることにより、人類誕生よりはるか以前から大気の二酸化炭素濃度を調べることができます。急激に上昇を続けているのが19世紀の産業革命以降のたった150年の間です。
解説:磯焼けとは海藻、海草が死滅し、石灰質の生物が海底に蔓延る状態です。解答のようなさまざまな環境悪化が原因と言われています。現在海岸を持つ全ての県で確認されています。
解説:海藻による二酸化炭素吸収を「ブルーカーボン」と言います。グリーンカーボンと呼ばれる森林による二酸化炭素吸収が12%に対して、ブルーカーボンは30%にのぼります。さらに、海岸近くにしか生成されない藻場が海洋に占める割合が1%と高い二酸化炭素定着能が見直されています。
解説:1000万トンとは、東京スカイツリー222基分に例えることができます。その80%がペットボトルやレジ袋などの使い捨てのプラスチックです。2050年には海にいる魚よりプラスチックの方が多くなると言われています。
解説:全ての物質は、地球の侵食、運搬、堆積作用により、粒子になります。100マイクロメート(0.1ミリメートル)が髪の毛の太さで、目に見える限界です。全ての物質はさらに細かい粒子になり、100ナノメートル(0.0001ミリメートル)になると、大気中や海中に漂い、細胞膜も通過します。この目に見えない粒子となったプラスチックを「ナノプラスチック」と言います。
解説:私たちは全く二酸化炭素を排出しない社会に戻ることはできません。これからは二酸化炭素の排出量をできる限り減らし、炭素定着能が高い自然環境を保護したり、炭素吸収できる科学技術の開発が必要です。
解説:漂着ゴミは、海洋放出されたプラスチックゴミのほんの一部です。ただし、そこで回収しなければ、いずれはナノプラスチックとなり回収できなくなります。ビーチクリーンは、陸地のプラごみを海に放出しないための最後のチャンスです。